皆さんこんにちは!アイズホームの広報担当・ウメムラです。
吹き抜けのあるリビングは、開放感と空間の広がりを演出します。
高窓から自然光が差し込むなか、ソファでどっかりとくつろぐ時間に憧れのある方もいるのでは。
「吹き抜けがあると寒そう」
「高いところはどう掃除するの?」
こうした理由から、吹き抜けの間取りをためらうケースも聞きます。
しかし、幅広いメリットのある吹き抜けを諦めるのは、もったいないですよ!
今回は、吹き抜け設計のメリットとデメリット、さらにデメリットをカバーする対策を解説します。
夏は涼しく冬温かい快適な吹き抜けリビングを叶えているアイズホームの実例も紹介しますので、最後までご注目ください。
吹き抜けでつくる理想的なリビング空間
リビングの目的は、家族の団らんやリラックス。
吹き抜けの生む家族同士の自然なコミュニケーションと心地よさは、まさに理想のリビングにぴったりと言えるでしょう。
天井が高い空間は、自然に開放感が生まれます。
リゾートやレストランで低い天井の場所は少ないですよね。閉塞感がないので、リラックスできる空間を演出します。
多くのメリットがある一方で、設計するうえで知っておいてほしい注意点もあります。
言い換えれば、適切な設計と工夫があることでより快適なリビングになりますよ。
まずは、メリットとデメリットをそれぞれ知っておきましょう。
吹き抜けリビングのメリット
吹き抜けリビングには、多くの魅力的な特徴があります。ここでは、吹き抜けリビングの3つのメリットをご紹介します。
家族の交流が活発になる
吹き抜けリビングの魅力のひとつが、家族のコミュニケーションを自然と増やせること。
上下階がつながることで、2階にいる家族の気配を感じたり、声をかけやすくなったりします。
コミュニケーションを重視する子育て世代のご家族から選ばれている理由です。
自然と顔を合わせる機会を増やす「リビング階段」も、吹き抜けと合わせて設計しやすい間取りです。
リビング階段について生む効果については、こちらの記事でも紹介しています。
★参考:リビング階段のメリットとデメリットとは?寒さ対策と実例も紹介
コンパクトな家でも開放感を演出できる
吹き抜けは、実際の床面積以上の広さを感じさせる効果があります。
天井が高くなることで視線が上方に抜け、空間に広がりを感じられます。
また、高い位置に窓を設られる点も大きなメリット。隣地との距離が近く、1階部分の窓から十分な採光ができない敷地にも向いています。
床面積が限定される都心エリアの新築など、リビング自体の広さを確保するのは難しいケースでもおすすめの設計です。
デザイン性の高い空間になる
吹き抜けリビングは、おしゃれなインテリアデザインを取り入れやすい間取り。
たとえば、大きな窓や天井のシーリングファンは、洗練された優雅な印象を演出します。
オープン階段や、アクセントウォールとも相性がよく、個性を活かしたインテリアを採用しやすいでしょう。
天井の高さを活かしたハイセンスなブラケットライトなど、思い切った照明計画もおすすめです。
吹き抜けリビングのデメリット
吹き抜けリビングには、魅力的な特徴がある一方で、考慮すべき課題もあります。
ここでは、吹き抜けリビングの3つのデメリットとその対策をご紹介します。
2階の床面積が狭くなる
吹き抜けリビングの課題のひとつは、2階の床面積が減少することです。
床を張れば部屋に使える分を吹き抜けにするため、部屋数や収納スペースが制限される可能性があります。
対策として、収納計画を丁寧に考えたり、家族構成や将来的なニーズを考慮したり、バランスの取れた間取り設計が重要になります。
エアコンの効率が下がる
床から天井まで高低差が大きい吹き抜け空間では、暖気が上昇してしまう現象がおこります。
冬は1階が寒く、夏は2階が暑くなりやすいことが課題です。
空間全体のボリュームも大きいことから、吹き抜けのないリビングと比較するとエアコン効率は下がります。
ただし、全館空調システムの導入や、サーキュレーターの活用によって対策が可能です。後述する「吹き抜けを活かす」方法の章で、詳しく解説します。
メンテナンスや掃除が大変
高い位置にある窓や照明は、日常的な清掃やメンテナンスが難しい点もデメリットのひとつ。
たとえば、天井近くのシーリングファンは空気を拡散する大切な役割を担うので、ホコリが溜まってしまうと、循環する空気にも影響します。
対策として、シーリングファンなどの装飾は長い柄の掃除道具が届く配置を考えたり、窓は掃除しやすい形状や開閉方式を選んだり、間取り設計の時点でシミュレーションしましょう。照明は交換頻度が低いLED電球を選び、1か所が点灯できなくなっても他の光源でカバーできるような配線計画が大切です。
手の届かないところは無理をせず、専門業者に依頼して安全を優先しましょう。
吹き抜けを活かすためのポイント
吹き抜けリビングの魅力を最大限に引き出すためには、いくつかの重要なポイントがあります。
ここでは、吹き抜けリビングを成功させる3つのポイントをご紹介します。
高気密高断熱設計
吹き抜けリビングで最も重要なのは、高気密高断熱の実現です。
壁や窓などの断熱性能を高めることで、吹き抜けのある大空間でも、夏は涼しく冬は暖かい快適な空間を作ります。
パッシブデザインによる窓計画
窓の配置と大きさの計画でも、吹き抜けリビングの快適性をアップさせられます。
パッシブ設計では、日射による熱の取得と遮蔽を季節によって切り替えるため。
パッシブデザインとは、空調などの設備だけに頼らず、建物の構造や配置を工夫して、日差し・風といった自然エネルギーを活用する設計手法です。
たとえば、南向きの大きな窓からで冬の日射しを取り入れる(日射取得)と、少ない暖房負担で部屋を温められます。夏の日差しは庇などでさえぎる(日射遮蔽)ため、冷房効率をさげることもありません。
全館空調システムの導入
吹き抜け空間の温度差を解消するには、全館空調システムが有効です。
全館空調は、従来のエアコン空調と異なり、階段や廊下も含めた家全体で均一に快適な温度を管理する仕組み。
実は、上下階に仕切りのない吹き抜けは、効率よく快適な空気を循環できるため、全館空調と吹き抜けは相性が良いのです。
一般的な全館空調は初期費用が高いことが課題ですが、アイズホームは家庭用エアコンとダクトファンを利用するコストパフォーマンスの高い空調システムを推奨しています。
★参考:アイズホームの松尾式設計術
実際に、アイズホームのモデルハウスでは、これら3つのポイント、高気密高断熱・パッシブデザイン・全館空調を導入しています。
吹き抜けのあるリビングでも、夏は涼しく冬は暖かい快適な空間を実現しています。
【施工例】吹き抜けリビングのある住まい
ここからは、アイズホームで施工をした吹き抜けリビングの家を紹介します。
デザイン窓のある吹き抜け
開放的な吹き抜けのアクセントは、部屋の角に2列に設置した3連窓です。
シーリングファン、オープン階段と合わせ、スタイリッシュな空間になっています。
吹き抜けの2階部分にはワークスペースを設けています。
階下の家族の気配や料理の匂いを感じられる特等席です。
狭小を感じさせない吹き抜け
吹き抜け部分の高い位置に、陽が差し込む窓を設置しました。家の面積は大きくないものの、縦の視覚効果によって閉塞感のない、明るいリビングを実現しています。
2階の寝室には、吹き抜けにつながる内窓を設置。上下階で会話も可能です。
まとめ
吹き抜けリビングは、理想のリビングを実現させる設計方法のひとつ。
自然に家族の交流が生まれ、開放感と広さを演出します。
吹き抜け設計で抑えたいポイントは以下の3つです。
- 高気密高断熱設計:大きな空間でもエアコン効率を下げない。
- パッシブデザインによる日射取得・遮蔽の活用:自然の力を利用した効率的な温度管理。
- 全館空調システムの導入:仕切りのない吹き抜けと相性が良い空調。
吹き抜けの適切な計画と工夫によって、より快適なリビングを実現できます。
メリットとデメリットを十分に理解し、理想の住まいづくりを進めていきましょう。
吹き抜けの開放感や空調効率について、詳しく知りたい場合は、ぜひアイズホームのモデルハウスにお越しください。
紹介の3ポイントを抑えているので、大きな空間ながら心地よい家です。
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