家づくりの流れ-① 「基礎」 基本編
今回は家づくりの流れとして「基礎」についてお話ししたいと思います。
家づくりの流れとしては、「基礎」が一番先の様になりますが、実際は
地盤調査だったり、地盤改良など、もしくはお建替えの場合などは解体
が先とかいろんなご意見がありますが、「家」単体で見た場合、基礎が
一番先であること。
私共アイズホームが基礎に力を入れていることから、「基礎」について
あまり数値的な話で申し上げると、あくびが出てしまうので、それこそ
基礎的な部分でおはなししたいと思います。
基礎は住宅そのものを支えるとても大事な部位といえます。
特に日本は、世界でも有数な「地震大国」。
いつ起こるかもしれない地震に耐えられる家にするためには、家の構造は
もとより、住宅の基礎が重要な役割を果たすのです。
さて基礎にはどんな種類があるのでしょうか。
今現在の日本での住宅の基礎は大きく二つに分かれるといえます。
1.ベタ基礎
近年の日本の住宅のほとんどがこのベタ基礎で施工されています。
家の建つ場所のほぼすべてをコンクリートで覆い、面で支えてゆくため不同
沈下に強いとされ、シロアリ対策にも優れているとされています。
また、施工の手間がさほど必要ではないことからも多く採用されております。
ただし、面でコンクリートを打つことからも必然的にコンクリート量が増える
為、コスト的には2で上げる布基礎よりも高くなります。
建築基準法上では土に接する面から、割栗石・捨てコン・防湿シート・鉄筋を
封入した基礎部分(厚み120ミリ以上)・壁などを支える立ち上がり部分(高
さ300ミリ以上)というのが基本的なベタ基礎の構造です。
(現在、政府の建築基準法は耐震力を高めるためこのあたりの値を高めてゆく方向
で協議をしているようです)
2.布基礎
家の外周部分(外壁部分をぐるりと囲むように)や、間仕切りの壁や柱が入る部分を
中心に支えるのがこの布基礎です。
面で支えるベタ基礎に比べ線で支えるという感じでしょうか。(表現が誤っているかも
しれませんが)
現在の基礎の主流はベタ基礎ですが、地盤がしっかりしている土地であれば、この布基
礎でも問題はありません。
布基礎であっても、面の部分には上記の絵の様に防湿コンクリートやシートを敷き防湿
工事をいたしますので、土が丸見えで湿気が気になるなんてことは考えずとも大丈夫です。
基本形状が逆T字のようになり、べタ基礎と同じように割栗石・捨てコン・フーチング・
立ち上がりなどの構造はベタ基礎とあまり大きく違いません。
メリット・デメリットでいうならベタ基礎は家の建つ部分のほぼ全面を鉄筋コンクリートで
覆ってしまいますので、コストは高め。布基礎は資材を最小限に留めることができますが、
手間の面の人件費でコストを取られるとされています。
したがって、地盤が軟弱でなければ、布基礎での施工もを提案されるかもしれません。
コンクリートや鉄筋の量が少なく済みますし、基礎そのものの重量が軽量になるメリットが
あります。
アイズホームの注文住宅では、熟練の職人が施工をしております、鉄筋も通常よりも一回り
太い16㎜の鉄筋を使用して基礎を組んで細部まで丁寧に仕上げております。
地震に強い安心な基礎が施工されている家なら、ぜひアイズホームまでご相談ください。
次回は基礎の仕上げについて書いてまいります!