二世帯住宅でものもうす!?
皆様久方ぶりでございます。
もう師走ですね。早いもので今年も終わりです。
しかし。
私的には、又やってしまいました。
10月は何とか3度の更新を守りましたが、
11月はブログ更新無し...
社員に、「フェイスブック更新した?」、「インスタは?」とか言っときながら
この体たらく...
忙しいといえば何でも許される免罪符になるわけではありませんね。
今年も終わりですが、今月からしっかりブログ更新日程を守ってゆきたいと思います。
おかげさまで、現在多数のお客様よりご相談をいただいておりまして、年始には
多地域で完成見学会や、構造見学会を催せると思います。
そんな中いろんなご相談を受ける中で、お客様とこんなやりとりがありました。
そのお客様は二世帯住宅をお考えで、お客様ご夫婦とお子様一人、ご主人様のご両親様のうち
お母さまがご存命で、一緒にお住まいになられるとのご計画でした。
お客様のご要望は、
・母の今後を考えた場合、ヒートショックが怖いので断熱性、気密性の高い家にしたい。
・まだまだ元気だが、足腰が衰えたときのことを考えて、母の居住部の動線を短くしたい。
細かいところを除けばこの様なご要望でした。
私共では、断熱性や気密性の高い家はお母さまだけではなく、ご家族の皆様が健康に生活
なさる上で大切な事であり、重要なことであるという事。
ただ、お母さまの動線をあまり短くすることに関しては、一度ご検討いただきたいとご提案
しております。
お客様が求めるものをご提供、ご提案してゆくという事は大事ですよね。
最終的に決定されるのはお客様だとしても、私共もプロとしてしっかりご提案をしてゆかな
ければ、これはその分を果たしてないと言えるでしょう。
当初、このご提案に困惑されていたお客様も、弊社のご説明をお聞きになられて、ご理解を
頂けたようです。(最終的に弊社でお建て頂けるかどうかの決定はまだですが...)
以前こちらのブログでも、人の動線やゾーニングについてお話しさせていただきました。
住まいの中で無駄のない動線計画は家事や作業等にいろんな効果をもたらしますよね。
そうでなくても忙しい主婦である奥様であれば、動線を短くしても動く量が多いので、これを
少しでも短くしたいというのはわかります。
ただ、ご高齢の方でも、まだ重度の介護などを受けていらっしゃらないのであれば、なるべく
歩いたり、動く機会を作りましょうという事を申し上げました。
このお客様のお母さまは、かくしゃくとしていらっしゃるので、当てはまらないのですが、
高齢者の方は筋力が弱まり転倒の危険性が高まると、家の中でも座っていることが多くなり
また、外に出て歩く機会などが激減してしまいます。
このサイクルによって、一層筋力を落とし、家の中で転倒し骨折、ご入院なさった後は
立って歩くことができなくなってしまうというお話をよく聞くのです。
なので、できるだけ日常的に家の中でも歩く事をお勧めしてるわけなんです。
実は家の中には部屋の段差や廊下、階段などがあり、体や脳の活性化、又はリハビリにも
もってこいなんです。(あくまで体調やその方の状況に応じてですが)
勿論家の外でもよろしいですが、日常的となると夏の暑い時期や冬の寒い時期は
気温差が激しく帰って体に別の負担を与えかねません。
春や秋の比較的すごしやすい季節を除けば、家の中、特に高気密で高断熱な家は
体に負担を与えず筋力UP(ちょっと矛盾するような表現ですが)には適しているのです。
東京都健康長寿医療センター研究所によると、あるく歩数は病気予防とも関係が深く、
1日5,000歩 歩くと認知症予防に効果があり、骨粗しょう症やがんなどにも効果があると
言っております。(ちなみに骨粗しょう症やがんには7000歩となっています)
この様に、適度な運動の積み重ねは、認知症、骨粗しょう症など、筋力の増加の他にも
脳の活性化にも役に立つといわれています。
ご両親のための、ひいてはご自身のための「たくさん歩ける動線計画」なんて言うのも
一考の余地があるのではないでしょうか?
私が個人的に格闘技が好きなのでいうわけではありませんが、かのアントニオ猪木氏が
こんな逸話を話しておりました。
久しぶりに家に帰ってみるとお母さまが車椅子に乗っていたそうです。
「こんなものに乗っているから歩けなくなるんだ!」とお母さまから車椅子を取り上げて
這ってでも歩くよう促したようなのですが、実際数カ月のちには歩けるようになられたとか。
曰く、「甘えられる環境が衰退を招く」というようなことをおっしゃっていました。
う~ん。
金言なのでしょうが、ここまで厳しく徹底するにはカクゴがいりますね~
私も「健康寿命を10年延ばす家造りセミナー」などを開催しながら、
「ネンネンコロリ」、「ピンピンコロリ」等、高名な先生方が唱えた語呂をお客様に
お伝えしたりしています。
私的には、私自身も隣り合ったお客様やそのご親族の方々も、願わくば「ピンピンコロリ」で
あってほしいと切に願っております。
(「ネンネンコロリ」「ピンピンコロリ」がお分かりにならない方はぜひ弊社のセミナー
ご覧にいらしてくださいね~)
つまるところ、しっかり食べて、楽しく元気に楽しく暮らしてゆくためにも、どんどん
歩きましょう!いう事になりますね。
どうでしょう。今ご相談をしていらっしゃる工務店、ハウスメーカーさんはお客様との
方向性が違ってもしっかり意見をしてくれているでしょうか?
もしあれっ?と思われるようであれば、ぜひ一度弊社アイズホームにもご相談くださいね。
よろしくお願いいたします!