リビング階段のメリットとデメリットとは?寒さ対策と実例も紹介

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皆さんこんにちは!アイズホームの広報担当・ウメムラです。

階段をリビングの一角に配置する「リビング階段」が人気です。

リビング階段は、家族のコミュニケーションを活発にし、開放感も演出できるため、工務店としてもおすすめしています。

しかしながら、よく質問をいただく間取りでもあるのです。

「リビング階段にはどんなメリット・デメリットがあるの?」
「リビング階段にすると寒いと聞いたけど、対策はあるの?」
「実際にリビング階段のある家の間取りが見てみたい」

今回は、リビング階段のメリットだけでなく、デメリットも詳しく解説します。

リビング階段のある家の実例もご紹介していますので、間取りを考える際の参考にしてください。

 

リビング階段のメリット4選

はじめに、リビング階段の人気の理由を、4つのメリットから解説しましょう。

 

[メリット1]家族のコミュニケーションがとりやすい

2階に子ども部屋などの個室がある場合でも、玄関に向かうまでに必ずリビングを通過する間取り。リビングで過ごす家族と自然と顔を合わせる機会が増えます。

また、リビングにいる家族と2階で遊ぶ子どもが会話できたり、階段に座って本を読んだりと、自然な交流が生まれやすくなるメリットがあります。

 

[メリット2]開放的な空間づくりができる

リビング階段は、広々とした開放的な空間を演出できます。

吹き抜けや高い位置の窓と組み合わせれば、リビング自体も明るくなります。

 

[メリット3]インテリアのアクセントになる

階段のデザインによって、リビングのアクセントになる点もメリットです。

たとえば、黒いアイアンバーの手すりの階段なら、クールな印象に。木製の手すりなら、ナチュラルなインテリアに合わせられます。
また、階段下のスペースに小物をディスプレイできる飾り棚や本棚を設けることも。

住宅のコンセプトに合わせた階段デザインで、リビングの一部に自分らしさを演出できます。

 

[メリット4]全館空調との相性が良い

リビング階段は、全館空調との相性が良いのもメリットのひとつ。

全館空調は、天井裏などに設置された空調装置から、各部屋に設置された吹き出し口へ循環させ、家じゅうを1台の空調で快適な温度に保つシステム。

リビング階段は各階がつながっているため、部屋ごとに仕切られた間取りよりも、効率的に冷暖房の空気を循環させられます。
階段によって、上下階に自然な空気の流れができるのも相性の良いポイント。

全館空調の効果を発揮しやすく、省エネにもつながります。

 

リビング階段のデメリット2選

続いてリビング階段のデメリットを改善策と一緒にお伝えします。

 

[デメリット1]音や光の対策が必要

リビング階段は上下階がつながっているため、音や光の対策が必要になることがあります。

階段を上り下りする足音や、上階での会話の声などは、リビングにも届きます。反対に、リビングでの会話やTVの音が、2階にある個室で聞こえることもあるでしょう。
また、2階の明かりがリビングに漏れてきたり、逆に1階の明かりが2階まで届くこともあります。
家族の雰囲気が感じられるメリットでもありますが、気になる場合は対策をおこないましょう。

たとえば、ピアノなどの楽器があるならリビングに置かず、防音対策をした個室を提案します。
光が漏れないようにしたい場合は、カーテンや間仕切りで調整します。

 

[デメリット2]冷暖房の効率が下がる可能性がある

リビング階段は、冷暖房の効率が下がる可能性があります。
暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降する性質があるため、階段から他の階に熱の移動が起こりやすくなるのです。

たとえば、冬場は1階のリビングで暖房した空気が2階に逃げてしまい、1階が暖まりにくくなる恐れが。

リビング階段を設置するなら、建物自体の高気密高断熱設計が必須です。

詳細は、次章の寒さ対策で紹介していきます。

 

リビング階段の寒さ対策

リビング階段についてもっとも多く寄せられる質問が
「本当に寒くないの?」
という声。

結論、対策をおこなえば、快適な空間が実現できるのでご安心ください。
3つの寒さ対策を解説します。

 

高気密高断熱の設計

最も重要なのは、高気密高断熱の住宅設計です。

断熱性能の高い住まいは、外気の寒さを室内に伝えづらく、大きな空間でも効率的に冷暖房できます。

 

空調設備の選択

リビング階段にするなら、家を丸ごと冷暖房する全館空調や、足元から輻射熱で温める床暖房をおすすめします。

全館空調なら、空調自体のパワーが大きいため、広い空間でも効果的に温度を管理できます。

床暖房は、床面から部屋全体を暖めるため、足元の寒さを感じにくくなります。

吹き抜けのシーリングファンや、サーキュレーターを利用して、2階に集まりやすい暖気を循環させるのも、有効な寒さ対策です。

 

カーテンや間仕切りによる温度調整

リビング階段の寒さは、カーテンや間仕切りを使った温度調整でも和らげることができます。

ただし、吹き抜けとつながっているリビング階段では、仕切りの位置が難しいでしょう
また、カーテンや間仕切りの設置は、開放的な印象を損なう恐れもあります。

デザイン性と機能性を両立できるよう、設計段階からよく検討してください。

 

リビング階段のある家の実例紹介

さいごに、アイズホームで設計したリビング階段の住まいをご紹介します。

 

実例1:コンパクトな空間にタテの視覚効果を

自然の光が入る東側に配置されたリビング階段。
吹き抜けと階段で縦に開かれた印象があり、部屋のコンパクトさを感じさせません。

間取りのテーマのひとつは、コミュニケーションしやすさ。

吹き抜けには、上下階で声をかけあえられる内窓がついています。
出かけるときは、個室から階下に降り、家族のいるリビングを通ってから「いってきます」の導線に。

リビング階段で、開放感と家族の親密感を演出した間取りです。

 

実例2:全館空調システムで年じゅう快適

アイズホームでは、天井裏に設置した家庭用エアコン1〜2台で、家じゅうを冷暖房する”松尾式空調システム”を提案しています。

こちらの家では、大きな吹き抜けとつなげてリビング階段を配置。さらに階段を上った先にはリモートワークにも使えるデスクスペースを設計しました。
階下のリビングと合わせるとかなりの大空間です。
しかし、空調システムとシーリングファンの循環効果から、夏は涼しく冬は暖かい温熱環境を実現しています。

開放感と快適さを両立させたリビング階段の実例です。

 

まとめ

リビング階段のメリット・デメリットや、寒さ対策について解説しました。

リビング階段は、家族のコミュニケーションを活発にし、開放的な空間にできる設計。
高気密高断熱の建物なら、冬でも寒さを感じない住まいが可能です。

 

「本当に冷暖房できるんだろうか」
とご心配な方は、アイズホームのモデルハウス見学会にご参加ください。

実例でご紹介したリビング階段の住まいをご覧いただける機会を、毎月開催しています。

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アイズホームでは、お客様のご要望に合わせて、快適で暮らしやすい間取りを提案しています。

リビング階段や開放的な空間、家族のコミュニケーションをはぐくむ家づくりにご興味のある方は、お気軽に私たちにお問い合わせください。