新築のシロアリ対策を解説|防蟻工法から自分でできる予防まで

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皆さんこんにちは!アイズホームの広報担当・ウメムラです。

新築を建てる際、必ずおこなわれる工事の一つがシロアリ対策です。

なぜなら木造建築にとって、シロアリは大敵であるため。
ひとたび発生すると駆除が難しく、修繕に多額の費用がかかることもあります。

今回は、新築住宅のシロアリ対策について、害虫の特徴から、建築後にできる対策まで解説します。
また、環境と家族に優しい防蟻処理方法についてもお伝えします。

大切な住まいをいつまでも守るため、正しい知識を備えておきましょう。

 

新築住宅でシロアリ対策が必要な理由

シロアリは、木造の住まいにとって大敵です。

はじめに、どのような害虫なのか、被害が発生するとどのような補修が必要なのかを知っておきましょう。

 

シロアリとはどんな虫

シロアリは、木材を主食とするアリの仲間です。日本には21種のシロアリが生息していますが、住宅への被害が大きいのはイエシロアリとヤマトシロアリの2種。

さらに、近年では、アメリカカンザイシロアリという外来種の被害が増加しています。

シロアリの特徴は、ひとつの巣に数十万匹もの個体で生息している点。
湿った場所を好み、集団で木材を食い荒らします。

シロアリは地中や床下などの目に見えない場所で活動するため、初期段階での発見が難しいのも特徴。気づいた時には、かなりの被害が出ていることも珍しくありません。

 

シロアリ被害が発生したら

シロアリの被害とは、住宅の構造材が食べられてしまうこと。
食害の標的になった住まいは、早ければ1年程度で構造材の耐力が損なわれることがあります。

たとえば、イエシロアリやヤマトシロアリは、地面からお風呂屋や面室などの湿度の高い部分に侵入します。
構造材の腐食に発展すると床がべこべこしたような違和感が生じ、床下を開けて初めてシロアリ被害に気づくケースが多いです。

近年増加している外来種アメリカカンザイシロアリは、飛来して屋根の軒下換気口などから侵入し、2階から食害がはじまります。
在来種以上に、食害に気づくのが難しく、屋根裏や天井の木材に食害を被ると、雨漏りの原因になることも。

 

シロアリ被害を発見したら、できるだけ早く専門業者に相談し、駆除しなければなりません。

重要な構造が破損している場合は、壁の一部を解体して構造を強化させるリフォームも必要です。
当然ながら、費用も期間もかかります。

 

新築後何年でシロアリが発生する?

新築ではシロアリが発生しないと思っている方もいらっしゃるようです。

しかし、新築後5年ごろからシロアリ被害の確率が高まることが、公的機関の調査報告で明らかになっています。

その理由は、建材の防腐剤や防蟻剤の効果が弱まっていくのが5年ほどであるため。
また、外壁材の撥水効果が弱まったり、外壁と外壁のつなぎ目であるコーキングが劣化し始めたりするのも新築後5年ごろです。
外壁の機能が低下すると内部に水が染み込むことがあり、構造が湿った状態が続く恐れがあります。

保温性や気密性の高い建物の構造内部は、シロアリにとっても生きやすい環境です。
新築の住まいでも、被害の可能性は否めません。

そのため、未然の防御策が重要です。

 

新築で行うべきシロアリ対策

続いて、住まい手にできるシロアリの対策をお伝えします。

 

防蟻工法

新築時に行うべき最も効果的なシロアリ対策は、防蟻工法です。
防蟻工法には「物理的防蟻工法」と「化学的防蟻工法」の2種類があります。

物理的防蟻工法とは、コンクリートや金属の障壁でシロアリの侵入を防ぐこと。基礎と土台の間に金属網や防蟻シートを挟む方法が一般的です。

化学的防蟻工法とは、土壌や木材に薬剤を注入する方法です。

 

2種類の方法を組み合わせて、建築時に施工する住宅会社が多いでしょう。
ご検討の工務店で対策されていることをしっかり確認しましょう。

 

定期点検

防蟻材の効果が弱まる5年を目途に、必ず定期点検をおこないましょう。
また、同時に床下の土台に薬剤の再散布をおすすめします。

定期点検は、シロアリの早期発見のため、プロによる床下点検を依頼しましょう。
最近は多くの工務店で5年点検・10年点検がスタンダードです。床下点検口から確認してもらえます。

プロによる点検では、目視だけでなく、床下の湿度や温度を測定し、シロアリの生息に適した環境になっていないかチェックできます。
薬剤の再散布や、換気扇の設置など、適切な対策のアドバイスをもらいましょう。

 

自分でできる予防策

プロによる点検の他にも、日頃からできるシロアリ対策があります。

構造への薬剤は、侵入したシロアリに効果がありますが、そもそも構造内に侵入させない対策も覚えておいてください。

  • 基礎周りに木材や段ボールを置かない
  • 枯れ葉やゴミは定期的に片付ける
  • 雨漏りや水漏れを放置しない
  • 蟻道(ぎどう)が発生していないかをチェックする

これらの予防策を日頃から行うことで、シロアリの発生リスクを減らすことができます。

新築時だけでなく、入居後も継続して予防策を行い、大切な住まいを永く守っていきましょう。

 

アイズホームの防蟻処理

アイズホームでは、シロアリを対策することに加え、住む人やペットの健康にも配慮した防蟻対策をおこなっています。

なぜなら、アイズホームの拠点である横浜市や川崎市、京浜工業地帯に面する地域は、外来種のアメリカカンザイシロアリ被害が特に多い地域。
一般的な対策に加えて、さらに手厚い防蟻施工を紹介させてください。

 

アイズホームの防蟻処理には、3つの大きな特徴があります。

[1]コンクリートの基礎立ち上がりからすべての木材部分に防蟻処理をする

[2]自然素材のホウ酸を用いた薬剤を塗布する

[3]1階部分の構造材には薬液を加圧注入する

 

[1]すべての木材部分に防蟻処理をする

防蟻の薬剤は、構造材のうち、地面から1〜1.5メートルまでの部分に塗布、あるいは注入する処理方法が一般的です。

しかし、近年はアメリカカンザイシロアリなど、飛来して家屋に侵入する種類のシロアリも増加傾向にあります。
こうした種は床下だけでなく小屋裏にも被害を及ぼすため、地面からの侵入だけを防ぐのでは不十分です。

アイズホームの防蟻処理では、土台から屋根まで家全体を守れるものを提案できます。
飛来で侵入する特殊なシロアリ対策にも有効なので、該当地域には必ず推奨しています。

一般的な防蟻処理よりも少しコストがかかるものの、木材の腐朽を防ぐ効果もあるため、住宅自体の耐久性も高められます。

 

[2]ホウ酸を用いた薬剤を塗布する

ホウ酸は人体への影響が非常に少ない天然薬剤です。

土壌や水、植物などに含まれる成分で、哺乳動物や植物には微量の摂取が必須な栄養素でもあります。万が一、口に入っても重篤な副作用は起きません。

一方で、シロアリをはじめとする害虫に対しては、高い防除効果を発揮します。ゴキブリやキクイムシなど、他の虫の侵入も防げます。

さらにホウ酸は、構造材の腐巧を防げることも特徴。建物の劣化を遅らせる機能があります。

防蟻効果に加え、家そのものを長持ちさせることから、おすすめしている工法です。

 

[3]1階部分の構造材には薬液を加圧注入する

従来の防蟻材は、構造材に塗布されているタイプが多いもの。

加圧によって、木の芯まで薬剤を染み込ませた構造材は、さらに高い防虫効果を発揮します。
さらに、私たちが採用しているのは、害虫だけでなく腐食菌にも強い耐性がある構造材です。

湿った場所に木材を転がしておくと普通はまもなく腐ってしまいますが、特殊な薬剤を加圧注入した構造材は、半年放置しても腐食が起こらない実験結果が出ています。

アイズホームでは、こうした専門に開発された耐性ある構造材を選び、建物の1階部分全てに採用しています。

 

安全性と効果を兼ね備えたアイズホームのシロアリ対策。新築時はもちろん、建てた後の予防処理も可能ですので、お気軽にご相談ください。

 

まとめ

シロアリ被害は、新築住宅でも発生するリスクがあります。

適切な防蟻工法の施工と、定期的な点検・予防策を行うことで、シロアリの発生を未然に防ぎましょう。

アイズホームの防蟻対策は、シロアリだけでなく様々な害虫に効果を発揮します。住宅の耐久性も高められる、おすすめの防蟻処理です。

 

シロアリ対策は、家づくりの重要なポイントの一つ。信頼できる工務店選びから始めて、新築住宅を末永く守っていきましょう。

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