家づくりの流れ-② 本体部 屋根編

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こんにちは!
今週も雨模様ですね。梅雨明けは間近とは思いますが、個人的には雨の日は
憂鬱です。
こんな雨の日は雨を防ぎ日を防いでくれる屋根のお話をさせていただきたい
と思います。
私としては、住宅のデザインの中で、屋根は非常に大きな部分を占めるもので
あると考えています。
やねの形やとり方でカッコよくなるかどうかが決まってしまうといっても過言
ではない、特に用地面積の制限が多い横浜のような都市部は、制限されまくり
といった感じですね。
斜線制限などの法的な話をしても面白みがないので、屋根の部材やその特性など
をお話ししてゆきたいと思います。
屋根もいろいろな商品があるんですよ!!
①スレート屋根
koronial2.jpg
これは、セメントに繊維材料などを混合して工場生産された屋根材料です。
メーカーによって製法が違ったします。今一番多い屋根の部材ではないでしょうか。
価格も低価格で、薄型軽量なことからかなり普及しております。
商品のグレードも各メーカーごとにかなり幅広く取りそろえられており、チョイス
しやすい屋根材といえますね。
パナソニック系のKMEW(ケイミュー)という会社がトップシェアを維持している商材
でもあります。
②瓦屋根
日本古来の屋根材といえます。
実際スレート系の屋根は増えてはいますが、日本の住宅の屋根はまだまだ瓦屋根が
多いのです。
主には粘土瓦と言われる粘土を主原料とした瓦が良く知られており屋根材としては
日本で一番多く使われております。陶器瓦とも呼ばれます。
その中でも、見た目や耐水性をよくするため、釉薬という陶器などを焼き上げると
toukikawara.jpg
きに使用する薬品を塗りガラス質の皮膜をつくって焼きあげたものが釉薬瓦と呼ば
れますが、粘土瓦、陶器瓦の中で一番よく使われる瓦がこの瓦になります。
その他にもいぶし瓦と呼ばれる瓦もあります。
ibushikawara.jpg  
瓦を焼き上げる時に、見た目や耐水性を良くするために表面を燻して炭素の皮膜を
造ります。なので色は銀色のような色に仕上がり、日本古来のお城等の建物物や純
和風の建物などによく使用されます。
その他にも無釉瓦といって釉薬を使用せずに、焼き上げた瓦などもあります。
いぶし瓦も無釉瓦の一種といえます。その他にも素焼き瓦、練り込み瓦、窯変瓦等が
あるようです。
いずれも粘土瓦は、重量があるので重厚感はありますが、その分コスト的に割高と
なります。
③セメント瓦
名前の通りセメントを主原料として成形、表面処理をしてつくられた瓦です。
sementokawara.jpg
メーカーごとに製法に違いがありますが、近年はスタイリッシュで高機能な商品が
開発されています。
以前は和風な型の生産が多かったのですが最近は洋風な型の商品がかなり出回って
います。
材料がコンクリートなので衝撃に強く材料の寸法精度が非常に高いです。
また、塗料で着色するので、どんな色にも対応でき、家の形や壁の色に合わせて塗り
変えることが出来ます。
難点としては、着色なので経年により変色、脱色がおこるので、数年ごとにメンテナ
ンス(塗装)が必要となり、これを怠ると瓦自体の劣化が早まります。
④金属系屋根材
最近ではガルバリウム鋼板による屋根材が多いです。
galba.jpg
ガルバリウム鋼板とはアメリカで開発されたアルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板であ
り、メッキの被膜寿命が長く高い防食性をもっています。
開発メーカーの実験によると、めっき皮膜寿命は、塩害地域でも約15年、通常の地域で
あれば約25年以上との結果が出ているとのことです。(メーカーの保証ではありませんが)
その他にも非常に軽く、地震の多い日本には、ぴったり合った屋根材と言えるでしょう。
見栄え的には、結構金属感が出てしまっているので、その実力のわりに安っぽく見えて
しまったりするのが難点と言えば難点でしょうか。
アイズホームでは一押しの屋根材であります。
この様に屋根材一つにしても、ものすごい種類があるんですね。
屋根材の特徴やその性質をよく理解して、また外観的にも素敵なデザインの屋根材をチョ
イスしてもらえる業者様と相談しましょう!
その際にはぜひアイズホームにもご相談くださいね!