
皆さんこんにちは!アイズホームの広報担当・ウメムラです。
日々変化していく住宅の常識。近年はSNSの影響もあるでしょうか、次々に暮らしやすさのアップデートが起こっているように感じます。
今週は、近年の傾向から2025年にさらに広がっていきそうな間取り・アイテム・考え方をピックアップして紹介します。
前編の今回は、以下の3つについて解説。
- バルコニーのない間取り
- カーテンレスの窓
- 二型キッチン
これから新築を考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
2025年の住宅の傾向は
2025年現在、実は新築住宅業界は大きな変革が求められているタイミングです。
今年の4月から「省エネ基準の適合義務化」が始まります。建築基準法が改正され、すべての新築住宅は断熱等級4以上を満たしていることを申請しなければならなくなります。
すでに多くのハウスメーカー・工務店で断熱等級4以上が採用されているものの、建物の省エネルギー性能は今後ますます注目されるでしょう。
また、数年前から続く建材価格高騰により、住宅コストの上昇が続いていることも、無視できない現実です。
お施主様にとっても、生活費や光熱費も上がるなか、建築費は気になるところ。
こうした背景は、やはり2025年の住宅トレンドに影響しています。
なお、「トレンド」と表現しているものの、流行していずれ廃れていくという意味ではありません。将来を冷静に見据えつつ、現代の家族の暮らしにフィットするものを選ぶ思考が広がってきていると感じます。
まずは、住宅業界の背景の影響を受けた考え方の傾向をお話します。
「効率」「コンパクト設計」「コスパ」がキーワード
2025年の住宅設計では、「効率」「コンパクト設計」「コスパ」などがキーワードです。
少しでも建築コストを下げられるコンパクトな住まいや、投資する価値のあるコスパの良い設備が注目される傾向です。また、共働き夫婦が増え、効率の良い動線の間取りや、家事の手間を減らせるアイデアが求められています。
さらに、子育てのしやすさ、防犯性の高さなども注目されています。
個性やデザイン性はより求められる時代に
効率よく無駄を省いた住宅に需要があるものの、諦めたり妥協したりする計画は求められていません。
むしろ、個々のライフスタイルに合わせ、かつデザイン性の高い家を求める人が増えていると感じます。
たとえば、生活スタイルの多様性が進み、テレワークなどで柔軟に働くための工夫も増えています。自分らしいインテリアや趣味の空間を確保したい方も多いです。
こうしたことから、家族にとっての優先順位を整理して暮らしの提案ができる高い設計力が、今後の新築選びのカギになると考えています。
アイズホームも、お施主様の快適な暮らしを提案する設計力を磨き続けていきます。
なにしろ、次の章から紹介するアイデアは、どれもこれまでの住宅の常識にとらわれない設計。
ここからは、2025年以降のトレンドをひとつずつ見ていきましょう。
[1]バルコニーのない間取り
近年、バルコニーをつくらない家が増えています。
主な理由は、共働き家庭が増え、夜間に洗濯したり乾燥機を利用するスタイルが増えてきたため。バルコニーでの外干しの必要性がなく、代わりにガス乾燥機やランドリールームの人気が高まっています。
バルコニーをつくるには、外壁の面積を増やし掃き出しサッシをつける必要があり、意外にも建築コストがかかります。また、落ち葉や砂が溜まると掃除しなくてはなりません。
近年は床面積が増えても、室内で洗濯を完結できるランドリールームのほうが効率が良いと感じる方が多いようです。
[2]カーテンレスの窓
あって当たり前だと思っていたカーテンも、省いて開放的に暮らす考え方が広まっています。
外部からの視線が気にならない位置に大きなサッシを設け、日中はずっとカーテンを開けっ放しで過ごせる間取りが人気です。
部屋が広々と感じられる効果があるうえ、自然と緑や空が視界に入り、のびのび過ごせるリビングも可能です。
ただし、プライバシーを確保する設計力のある施工店を選ぶ必要がある点に注意しましょう。庇や軒の出で夏の日差しを遮らなければ、冷房効率の低い家になってしまう恐れもあります。品質について理解のあるメーカーを選びましょう。
[3]二型キッチン
これまでずっとI型やアイランド型が多くを占めていたキッチンレイアウトにも変化が。二型(Ⅱ型)キッチンが注目を集めています。
二型キッチンは、シンクとコンロが2列に分かれたレイアウト。作業動線が短く、作業スペースを広く確保できる点が人気の理由です。
写真引用:LIXILキッチン ノクト
シンクとコンロが分離しているため、複数人での調理がしやすい点も魅力。コンパクトな住宅でも、アイランド型のような回遊性のあるおしゃれなキッチンを実現しやすく、インテリアを重視する方にも人気があります。
ただし、通路スペースが汚れやすい、身体の向きを変える動作が多くなるなどのデメリットもあります。
二型キッチンに限らず、どのキッチンレイアウトにもそれぞれ長所・短所があります。
これまでの当たり前にとらわれず、小さな空間でも家族らしさを発揮しやすいキッチン選びが進んでいるのが近年の傾向です。
まとめ
2025年現在、法改正による省エネ性能への注目や、建築コストの高騰により、「効率性」「コンパクト設計」「コストパフォーマンス」といったキーワードが住宅業界のトレンドです。
一方で、多様性の進む社会を反映した、個々のライフスタイルにフィットする高いデザイン性への需要も感じています。
そうした背景からも納得できる、3つの人気傾向を紹介しました。
- バルコニーのない間取り
- カーテンレスの窓
- 二型キッチン
後半では、さらに3つの考え方、
- パッシブデザイン
- 家庭用エアコンでの全館空調
- 建築家との家づくり
を取り上げて解説します。お楽しみに!
アイズホームでは、これまでの住宅常識にとらわれず、『50年後も心地よく暮らす 帰りたくなる家』をコンセプトに家族の暮らしと健康を大切に考えたオーダーメイド住宅を提案しています。
本年から、新しい家づくりのスタイルとして『建築家と建てる高性能住宅』、設計事務所・住宅ディレクターとと協働し、デザインと性能を兼ね備えた注文住宅のご提案を始めました。
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