DIYでもできる!住宅を長持ちさせるメンテナンス
皆さんこんにちは!アイズホームの広報担当・ウメムラです。
「家はメンテナンスしながら住む」という考え方がなかなか定着していない日本。
しかし、自分でできるメンテナンスをするだけで、住宅を長持ちさせられるところはたくさんあるんです!
今回は、お住まい後にDIYでメンテナンスを行なうメリットや、具体的なメンテナンス例をご紹介します。
住宅を長持ちさせるメンテナンスで、快適な住まいを保ちましょう。
家のメンテナンスを自分で行うメリット
住まう家をDIY(Do It Yourself、プロに依頼するような作業を自分で行なうこと)でメンテナンスすることには、いくつものメリットがあります。
・将来的なメンテナンス費用を節約できる
・住まいに愛着が湧く
・変化にすぐに気づける
メンテナンスを怠ってそのまま住み続けていると、劣化に気付かず、いざ修繕しようとすると大きな代償が発生する可能性が。
しかし、定期的に手をかけてメンテナンスをしていると、住まいに愛着が湧き、修理の兆しにも早く気付くことができます。
例えば、浴室やキッチンなどの毎日水を利用する設備は、掃除をサボってしまうとカビや汚れで劣化が早まってしまいます。また、耐用年数を超えて使用を続けると、ひび割れや水漏れといったトラブルにつながります。ひどいトラブルでは、必要以上の工期がかかる場合も。
定期的に正しいお掃除とメンテナンスができていれば、そうしたトラブルを防げます。
メンテナンスといっても、難しいことをするわけではありません。
・汚れたら掃除をする
・取扱説明書に従い、定期的な手入れをする
・耐用年数を把握しておき、時期がきたらリフォームする
そうするだけで、長持ちするキレイな住まいを保てます。
DIYでできる家のメンテナンス
DIYで、どのようなメンテナンスができるのか、場所ごとの方法をまとめました。
室内のDIYメンテナンス
【床・フローリング】
普段の手入れは、掃除機をかけ、ぞうきんなどでから拭きをしましょう。
注意するべきなのは、水分がこぼれたときにできるだけ早めに拭きとることです。
木材のフローリングは特に、しみこんだ水分がシミやカビの原因になります。濡れたタオルなどを置いておくのも避けましょう。
DIYでできるメンテナンスは、数ヶ月に1度、少なくとも年に1度程度、床用ワックスを塗ることです。
【壁紙】
普段の手入れは、汚れてしまったときに固く絞った雑巾で水拭きをする程度でOKです。
落ちにくい汚れは、住居用の洗剤や中性洗剤をつけてふき取りましょう。
新築の場合、完成から数年でクロスの一部に隙間が生まれることがあります。
これは、構造の木材が季節の湿潤と乾燥によって、伸び縮みするせいで、施工不良などではありません。
隙間やはがれが見られたときは、市販の壁クロス用の接着剤で簡単にDIYメンテナンスができます。
しかし、DIYでは難しいと感じたら、施工した工務店に連絡することをおすすめします。
【ドア】
室内のドア(建具)が開閉時にきしんだような音がする場合は、潤滑油が不足しているか、蝶番のネジがゆるんでいる可能性があります。
これも、DIYでメンテナンスが可能です。
・市販の潤滑油を蝶番にスプレーする
・蝶番のネジをドライバーで締めなおす
きしんだ音をほうっておくと、建具枠の劣化につながります。変化に気づいてすぐに対応すれば問題ありません。
【水回り設備】
水回り設備のメンテナンスで注意するのは、排水管のつまり。
普段から油っぽいものやごみ、髪の毛などは流さないことをおすすめします。
DIYできるメンテナンスとしては、定期的なパイプ洗浄剤でのお掃除です。
排水管が詰まってしまうと、水道業者を呼ばなければならなくなり、設備を一時的に利用できなくなってしまいます。
普段のメンテナンスで、そうしたリスクを回避できますよ。
室外のDIYメンテナンス
【外壁】
外壁は、汚れをみつけたら洗浄するのがおすすめです。
定期的にプロに任せるメンテナンスは必要ですが、長期的なコストを抑えることができます。
目安としては、年に1度程度。大きな道路が近いなど排気ガスや油汚れがつきやすい立地では、もう少し短い頻度になります。
土埃や排気ガスの汚れなら、ホースで水をかけ、柔らかいブラシでこすって落とせるでしょう。コケや藻のようなしぶとい汚れは、高圧洗浄機や外壁用洗剤などの利用がおすすめです。
【外構】
外構でウッドフェンスやウッドデッキがある場合は、定期的なメンテナンスが大切です。
特に、天然木のフェンスやデッキは、メンテナンスを怠ると木材の劣化が進んでしまいます。
DIYできるメンテナンスは
・食材をこぼした時の汚れや、カビ汚れを放置しないこと
・年に1度を目安に塗装を塗り替えること
の2点です。
定期的に塗装の塗り替えを行うと、防虫・防腐効果が維持できます。
代表的なメンテナンス必要箇所を紹介しました。
採用している素材によって、必要なメンテナンスは変わってきます。各部位の日々のお手入れ方法を、正しく把握することが大切です。
プロに依頼するべき家のメンテナンス
つづいて、DIYではなく、専門業者や工務店に依頼するべきメンテナンスについても、場所ごとにお伝えします。
室内でプロに依頼するメンテナンス
室内で特にプロの業者に依頼するべきメンテナンスは、水回りの配管です。
新築の場合は、数年から10年に一度を目安に施工業者が定期点検を設定しているはずです。問題がないか、必ず点検してもらうようにしましょう。
もし、水漏れや配管つまりが起きた際は、自分でどうにかしようとせず、すぐに業者を呼びましょう。
室外でプロに依頼するメンテナンス
屋外で特にプロの業者に依頼するべきメンテナンスは、
・外壁
・屋根
・床下
の3点です。
外壁の材質によりますが、最も施工が多いサイディング外壁は10年ほどでシーリングの交換時期がきます。足場を組むため、外壁の洗浄や塗り替えも同じタイミングで依頼される方もいます。
屋根材は、特にスレート屋根、カラーベストと呼ばれる種類は比較的寿命が短いため、10~15年に一度の塗装の塗り替えが推奨されます。
屋根材を選ぶ際、メンテナンス周期を確認しておきましょう。
木造の家の床下は、シロアリを寄せ付けないために防蟻剤が塗装されています。5年ごとを目安に、再塗装がおすすめです。
定期的にプロの業者に床下点検してもらうことで、構造を長持ちさせられます。
まとめ
どんな家でも、築年数とともに劣化していくもの。特に、雨風に晒されている外装は、定期的なプロのリフォームが必要です。
しかし、日ごろからDIYで正しいメンテナンスをしていれば、家の寿命を伸ばし、長く美しく住むことができます。
DIYでできるメンテナンス
・床/フローリング
・壁紙
・ドア
・水回り設備
・外壁掃除
・外構
プロに依頼するべきメンテナンス
・水回り配管
・外壁
・屋根
・床下
ご紹介したお手入れ方法や周期を参考に、DIYメンテナンスに挑戦してみてくださいね。
愛着をもって暮らしていただけるのは、私たちの喜びでもあります。
アイズホームは、新築打ち合わせの際、一つ一つの部材のお手入れ方法や周期も参考にお伝えし、採用の判断をいただいています。
また、お引渡しの際に「住まいのしおり」という冊子を差し上げ、各箇所のお手入れ方法をいつでもご確認いただけるようにしています。
素材によって、メンテナンスの方法や手間が異なります。
長く住んでいただけるよう、丁寧に案内いたしますので、安心してご相談にお越しください。