狭小地の家づくりガイド|小さな敷地のメリットとは

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皆さんこんにちは!アイズホームの広報担当・ウメムラです。

注文住宅を検討する方にとって、土地探しは大きなハードルのひとつ。
アイズホームは不動産価格が高めな横浜を拠点としていることもあり、狭小地での家づくりを承ることもしばしばです。

「狭小地のメリットって何だろう?」
「狭い土地でも快適に暮らせる?」

狭小地に興味があるものの、こうした不安を感じる方も少なくないでしょう。

今週は、狭小地での住宅建築について、2回に分けて解説します。
前編の今回は、狭小地の定義と家を建てるメリット、昨今の土地探しの現状についてお話します。

都心エリアでの新築を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

何坪までが狭小地?

狭小地の定義には明確な基準はありません。一般的には15〜20坪(約50〜65平方メートル)ほどの土地を指して呼ぶことが多いでしょう。

しかし、ご家族の希望によっては30坪前後でも「狭小」と感じるかもしれません。

注文住宅を設計する立場からすると、4人家族の2階建て住まいなら35〜50坪くらいの敷地面積があると設計しやすい感覚です。
それよりコンパクトな敷地では、狭さを感じさせないよう工夫をしながら設計を進めます。
また、横幅が狭い土地や、三角形・台形といった変形地も多いのが狭小地の特徴。こうした敷地では、さらに高い設計力が求められます。

そのため家族の希望を叶えるのに特別な工夫が必要な面積・形状であれば、20坪以上でも「狭小地」と呼ぶこともあります。

狭小地に家を建てるメリットは

狭小地は、設計の難しさから家を建てるのに敬遠されがち。
言い換えれば、設計力が高ければ限られた面積でも豊かな暮らしを実現できるのが狭小地です。

敬遠されやすい狭小地に“あえて”家を建てるメリットを、ここでは4つ解説しましょう。

  • 土地代・税金が安い
  • 利便性の高い立地を選べる
  • ランニングコストを節約できる
  • コミュニケーションしやすい

メリット1.土地代・税金が安い

地域の坪単価相場で売値を決める不動産市場の特徴から、狭小地は広い土地よりも購入価格を低くおさえられます。さらに、固定資産税や都市計画税も少なく済みます。
住宅購入の初期費用、住んだ後の維持費用を節約できる点がメリットです。

メリット2.利便性の高い立地を選べる

狭小地は立地の良いエリアに多く見られます。
駅近など利便性の良い場所は、人気があり坪単価が高いことから、土地を小さく区切って手の届きやすい価格で売り出すことがあるためです。

こうした立地を選べば、通勤や買い物に便利な場所に住めるでしょう。公共交通機関が利用しやすい場所なら、自家用車の購入や維持費を節約できる可能性も。長期的には資産価値が維持されやすいことも利点です。

メリット3.ランニングコストを節約できる

狭小住宅は、空間がコンパクトなために、冷暖房効率のよい家をつくりやすいです。
さらに、建物面積が小さいため、修繕すべき箇所や、メンテナンスの必要な外壁の面積も少なく済むでしょう。

長期的な居住コストの削減を叶えられます。

メリット4.コミュニケーションしやすい

限られたスペースを共有するため、家族の絆が深まりやすい間取りができます。
個室を小さくしてリビングでシェアできる居場所を設けたり、縦の空間を利用するために上下階をつなげたり。
自然に家族の距離が近くなる間取りになりやすいのです。

狭小地に家を建てることには、経済的なメリットだけでなく、生活の質を向上させる利点も多いことがわかります。

2025年の土地選びは

2025年現在、住宅価格の高騰が続き、土地選びでもますます慎重な判断が求められています。都市部の人口集中も再燃し、利便性の高い立地の需要も増しています。

これまでは敬遠されていた狭小地でも、土地選びの対象に広げる方が増えていくでしょう。

なぜなら、人気の高いエリアなら広い成形地は相場以上の価格でも購入が見込まれることから、狭小地は割安な坪単価で売買される傾向があるため。

しかしながら、狭小地や変形地では広い敷地とは異なる特性があることから、敷地に合わせた設計が求められます。土地の面積や価格といった表面上の条件だけで購入を判断すると、理想の住まいにならない恐れがあることも心得ましょう。

アイズホームでは、高い設計力を活かしたオーダーメイドの注文住宅を提案しています。
また、高性能で洗練された『狭小の家』セミオーダー住宅も扱っています。
▷参考:アイズホームの家づくり『高性能セミオーダー住宅 Style / Style+』『建築家と建てる高性能住宅』

まとめ

狭小地とは、一般的に30坪に満たないほどの、家を建てるには工夫が必要な土地のこと。
土地代はもちろん税金・光熱費・修繕費といったランニングコストを抑え、利便性の高い都市での暮らしを叶えられることがメリットです。

昨今の建材高騰の影響から、狭小地・狭小住宅のメリットはより意味のあるものになっていると考えます。
ただし、狭小地での家づくりは、限られたスペースを最大限に活用する工夫と設計力が求められます。

後編では、狭小地に家を建てる際のさまざまな工夫をご紹介します。
▷『狭小地の家づくりガイド後編|間取りのポイントを解説』

アイズホームでは、家族のライフスタイルにマッチした住まいを創るため、建築家との家づくりもサポートしています。
制限も多い狭小地の家づくりでも「打ち合わせが愉しい!」と感じていただけますよ。
アイズホームの設計方針は、下記からご覧ください。
アイズホームの家づくりとは『デザインと設計』

狭小地での家づくりは、適切な計画と設計により、都市での快適な暮らしを実現できます。
土地探しや限られた敷地での自分らしい家づくりをご検討なら、アイズホームにお越しください。

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