
皆さんこんにちは!アイズホームの広報担当・ウメムラです。
注文住宅を建てる際、窓の配置は快適な暮らしを左右する重要ポイントのひとつ。
ところが、一口に窓の配置といえども、最適解をどのように判断すべきかは難しいものです。
「プライバシーを確保しつつ、開放感のある空間にするには?」
「カーテンレスな生活は可能?」
今週は、快適な暮らしを実現する窓の配置について、2回に分けて解説しています。
前編では、注文住宅の窓決めの重要性や、気を付けるべきポイントについてお話しました。
▷『【窓の設計】陽当たり・風通し・カーテンレス|快適な暮らしを叶える窓配置を解説~後編~』
後編の今回は、近年人気のカーテンレスな暮らしや、パッシブデザインと窓の関係について解説します。
注文住宅の間取りづくりをご検討なら、ヒントにしていただけますよ。
カーテンの要らない窓の提案
カーテンの要らない間取りは、外部からの視線を気にせず、自然光をたっぷりと取り入れられる設計。
「カーテンを開けっ放しで気持ちよく過ごせる間取りにしたい!」と、人気が高まっています。
話題のカーテンレスな窓について解説します。
カーテンレス設計のメリット
カーテンの要らない間取りには、いくつものメリットがある一方で、知っておくべきデメリットも。まずは特徴を知っておきましょう。
主なメリットとして、以下の点が挙げられます。
- 部屋の開放感と明るさが向上する
- 自然や季節を感じられる
- カーテンの洗濯の手間がない
- ハウスダストが少なくなる
- 自然な生活リズムが整いやすい
窓からの景色を遮るものがなく自然光が十分に入ると、空間そのものも広く感じられる効果があります。
今の季節なら、瑞々しい新緑の木々を室内から感じられますよ。
また、カーテンがないことでメンテナンスの手間を減らせたり、ハウスダストが減少しアレルギー対策にもなったり、現実的なメリットも注目されています。
カーテンレス設計のデメリット
一方、デメリットとしては以下の点が挙げられます。
- 温度調節が難しい
- 紫外線で床・家具が劣化しやすい
- 建築コストがかかる
カーテンによる断熱効果がないため暑さ寒さの対策が必要です。昼間はカーテンを開け放しで過ごし、暑い西日や夜の寒さからは断熱できるようカーテンを閉める家も多いです。
プライバシー確保のために目隠しの壁やフェンスを設けるなら、その分のコストもかかるでしょう。
カーテンの要らない窓はどう配置する?
カーテンの要らない間取りを実現するには、外からの視線が気にならない窓配置にする必要があります。
【カーテンレスな窓配置の例】
- 植栽やフェンスで視線を遮れる位置に大きな開口のサッシを設置する
- 中庭を囲む間取りにする
- 大きな窓のあるリビングを2階にする
- 吹き抜けや高い天井に窓を設置する
- ミラーフィルムやミラーガラスサッシを採用する
大きな掃き出しサッシの先にフェンスや植栽を設ける手法が最も一般的でしょう。ロの字型やコの字型の間取りで中庭を設け、窓の正面が自邸の壁になるように設計する方法もあります。
また、2階リビングや吹き抜けなどを活かし、道路からの視線が届かない高い位置に窓を設ける方法も。最近はミラーフィルムも流行していて、DIYでつける方もいます。
窓を工夫して、開放的な住まいをつくるアイデアですね。
パッシブデザインと窓
パッシブデザインとは、自然の力を活用してエネルギーを節約する設計のこと。窓の配置はパッシブデザインにおいて重要な役割を果たします。
窓の配置を考えるときに欠かせないパッシブデザインの考え方も紹介させてください。
冬のパッシブデザイン
冬は太陽高度が低い季節です。
そのためパッシブデザインでは、冬の太陽熱を室内に取り込める窓配置に設計します。
南面から日中の日差しを受けられる位置に大きな窓を設置し、部屋を温めます。
窓の配置だけでなく、蓄熱性の高い床材や壁材を使用して取り込んだ熱を長く保てるようにするのもパッシブデザインのアイデアです。
夏のパッシブデザイン
夏は太陽高度が高い季節です。
夏のパッシブデザインでは、過剰な日射を遮りつつ、自然の風を取り入れる窓配置にします。
具体的には、深い軒の出や庇・ルーバーなどを設置し、太陽光を物理的に遮る設計をおこないます。軒の出が深いと、夏の日差しは窓の内側に入らずに済むためです。
さらに、風上側と風下側の配置を考えて窓を設け、風の通り道をつくります。
なお、季節を問わず、明るさを取り入れて昼間の照明利用を減らすことも、パッシブデザインにおける窓配置の役割です。
アイズホームはパッシブデザイン設計を積極的に採用しています。詳しくはこちらのブログでも解説しています。
▷『パッシブデザインとは?自然エネルギーを活用する家づくり』
まとめ
窓の配置は、快適な暮らしのための重要な要素です。
自然光で寛げる空間づくりだけでなく、プライバシーの確保、そして美しい外観デザインにも関わります。
窓の配置を工夫すれば、心地の良いカーテンレスな生活も実現できます。
アイズホームでは、敷地の状況に配慮しながら、効率的に光を取り込む設計を提案しています。
というのも、私たちの拠点である横浜市周辺は、住みやすく利便性に長けている一方、コンパクトな敷地も少なくありません。大きな窓を設置したものの視線の先はお隣の塀......となれば、開放的な暮らしとは呼べないでしょう。
そのような都市型の敷地でも開放的に暮らせるよう、高い設計力で窓配置・間取りを提案できるのが私たちの強みです。
都市型でも心地よい暮らしを希望されている方は、ぜひ私たちのモデルハウスまでお越しください。
『 utsuwa 』をコンセプトに、内側に開放性を持つ都市型設計のモデルハウスをオープンします。
新モデルハウスは6/21(土)、22(日)にプレオープンイベントを開催します。
▷『完成まであとわずか!PREOPEN ㏌ 三ッ沢東』
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