【施工事例あり】シューズクローク収納の間取り|設計のポイント解説

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皆さんこんにちは!アイズホームの広報担当・ウメムラです。

我が家は5人家族なのですが、驚くほどたくさんの靴があります。
特に子どもの靴は、通園靴、普段の靴、長靴、スポーツ用、サンダル......。
1人に対して何種類持てば良いのでしょう。

そんな我が家で活躍しているのが「シューズクローク」です。
玄関周りにたっぷり収納力があり、日々助けられています。

アイズホームのお客様からも、シューズクロークは人気の間取り。

今回は、収納の中でも特に人気の高いシューズクロークについて、設置するメリットや設計上の注意点をまとめました。

 

シューズクロークとは

シューズクロークは、玄関近くに設置される大型の収納スペースです。

玄関から土間続きの空間に、高さの変えられる棚板を複数設置し、人が入り込んで靴の出し入れができるようにつくります。
「シューズクローゼット」や「土間収納」と呼ばれたり、「シュークロ」と略されることもあります。

従来の「シューズボックス」との違いは、部屋になっている点と、靴だけでなく様々な物を収納できる点。

  • 出かけるときにサッと取り出したいもの
  • 外の汚れがついてお部屋に持ち込みたくないもの
  • 外に置きっぱなしにできない大型のもの

こうしたアイテムを収納できる空間として、特に子育て世代からの人気が高くなっています。

 

シューズクロークのタイプ分け

シューズクロークの間取りは、いくつかの種類にタイプ分けされます。
よく迷われるのが以下の選択肢です。

  • ウォークインタイプ or ウォークスルータイプ
  • オープンタイプ or クローズタイプ

家族にマッチした使いやすいシューズクロークを選ぶために、それぞれのタイプの特徴を知っておきましょう。

 

ウォークインタイプ or ウォークスルータイプ

この2つの違いは、出入口の数です。

ウォークインは、出入口が1か所のタイプです。
出入口が一つのみなので、棚板を設置できる壁面が多く、たくさんの物を収納できるメリットがあります。
ただし、室内側から物を取り出したいときは、一度外用スリッパなどに履き替える手間が増えます。

ウォークスルーは、出入口が2か所あり、玄関土間からもフロア側からも出入りができるタイプです。
帰宅時にはシューズクロークに荷物を片付けてからフロアに上がれます。
家族はシューズクローク内で靴の脱ぎ履きができるので、来客のある玄関土間は常にすっきりと見せられるのも嬉しいところ。
しかし、2か所の出入口が必要なため、同じ床面積でも収納力が劣る点がデメリットです。

 

オープンタイプ or クローズタイプ

この2つの違いは、扉の有無です。

オープンタイプは、扉がなく出入りしやすい間取り。扉がない分、すっきりとした印象になります。
ただし、出入口の位置によっては、クロークの中が来客からも見えてしまいます。散らかって見えるのが気になる方は、ロールスクリーンなどで仕切るのがおすすめです。

クローズタイプは、扉付きでクロークの中を隠すことができます。
欠点は、扉がある分閉鎖的に感じられるところや、開閉の手間が増える点。
扉のタイプによっては、収納棚を取り付けられる壁面が減ってしまうこともあります。

家族のライフスタイルや好みに合わせて、どのタイプがベストかイメージしてくださいね。

 

シューズクロークのメリット

シューズクロークが多くの世帯から選ばれているのには、理由があります。
2つの大きなメリットを紹介します。

 

収納力の高さ

シューズクロークの最大の魅力は高い収納力
靴はもちろん、衣類から雑貨まで、様々なものの置き場所になります。

たとえば、シューズクロークには以下のようなアイテムがしまえます。

  • アウター類
  • スポーツ用品
  • ベビーカー
  • 子どもの外用のおもちゃ
  • アウトドアグッズ
  • カー用品
  • 庭掃除道具
  • 捨てる前の段ボール

外の汚れの気になるフロアに持ち込みたくないものでも、気兼ねなく片付けられます。
もちろん、家族分の靴もしっかり収納します。

 

効率的な収納のポイントは、しまうアイテムにあわせた収納棚です。

アウターをかけられるハンガーパイプや、重量のあるものを置ける固定棚など、用途によってさまざまな工夫ができます。
また、掃除や充電に使えるようコンセントを忘れずに設置しましょう。

 

玄関を経由する動線がスムーズ

シューズクロークのもう一つの大きなメリットは、玄関周りの動線がスムーズになること。

出発前の準備や、帰宅後の片付けが楽になります。
玄関回りがすっきりと片付けられると、靴の脱ぎ履きもしやすくなるでしょう。

さらに、ウォークスルータイプのシューズクロークを、キッチンやファミリークローゼットとつなげる家事動線も人気です。
キッチンからも出入りできると、買い物から帰宅してすぐに食材を片付けやすくなります。
ファミリークローゼットにつながれば、お仕事帰りはアウターをハンガーにかけ、着替えてからリビングで寛ぐこともできますね。

最近では、シューズクローク内に手洗いを設置するケースが増えてきています。
アイデア次第で、さまざまな動作をスムーズにできる空間です。

 

シューズクロークの設計ポイント

シューズクロークの間取り設計には、いくつかの注意点があります。
ポイントを押さえ、より使いやすい収納空間を実現しましょう。

 

広さ設定

限られた面積にやみくもに広い収納庫を設置しては、かえって勿体ない空間になります。
ベストな広さにするには、収納したい物の量をしっかり把握する必要があります。

どのようなものを収納したいか、可能な限りピックアップしましょう。
スノーボードやサーフボード、自転車といった大型のアイテムがあるのか、細かいお庭グッズが多いのかなども、設計にお伝えください。

一般的には、4人家族で1.5〜3帖程の広さがおすすめです。

 

動線づくり

動線は、玄関の方位や他の部屋との距離を、総合的に検討する必要があります。

キッチンへのウォークスルーが希望だとしても、それによって玄関が道路から遠くなったり、キッチンが暗い位置になったりするなら、良い動線の間取りとはいえません。
暮らしやすさをしっかりとイメージすることが重要です。

 

清潔を保つ対策

玄関に隣接しているシューズクロークは、外部から土やホコリが入りやすい場所です。
また、オープンタイプのシューズクロークは、においや湿気が気になる方もいるよう。

対策として、換気口や小窓を取り付け、空気が循環しやすい工夫があると良いでしょう。
掃除道具を置く場所を確保しておくと、定期的な掃除がしやすくなります。

 

施工事例に見るシューズクロークの間取りアイデア

アイズホームで施工したシューズクロークの実例を2つ紹介します。

こちらは、ウォークスルータイプのシューズクローク。

玄関土間がL字型になり、出入りがスムーズです。
土間スペースは、自転車も設置できる広さを確保しました。

扉のないオープンタイプでも、ブラックのアクセントクロスに整然と棚を設置し、シンプルでクールな印象に仕上げています。

家族の靴が奥で脱ぎ履きできるため、すっきりとした玄関を維持しやすい点も嬉しいですね。

施工例ページもぜひご覧ください。
◆「ブラックで調和されたスタイリッシュなデザイン」

 

こちらは玄関から、リビングにつながるウォークスルータイプ。

玄関側にもリビング側にも扉があるため、内部をしっかり隠せる仕様です。
リビングの収納も兼ね、掃除グッズ置き場としても活躍しています。

施工例ページもぜひご覧ください。
◆「外界の喧騒を忘れる静けさ」

 

まとめ

シューズクロークは、靴だけでなく、置き場所に困るさまざまなグッズを収納できるスペース。

最適な広さや動線を確保できると、毎日の家事もスムーズになりますよ。
タイプ分けや設計の注意ポイントを把握して、より使いやすいシューズクロークを実現しましょう。

アイズホームは、ご家族のライフスタイルに合わせた、オーダーメイドの設計提案を行っています。
収納の間取りは、持ち物の種類と量を把握することがポイントです。

玄関回りに限らず、最適な収納計画のお手伝いをお任せください。

 

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