皆さんこんにちは!アイズホームの広報担当・ウメムラです。
だんだんと肌寒い日も増えてきましたね。
冬場の住まいの悩みのひとつが”乾燥”です。
昨今の高気密高断熱な家は、真冬でも室内を温かくキープできるメリットがある一方、空気中に含まれる水分が少ないために、特に乾燥しているように感じる方もいらっしゃいます。
今回は、新しい住まいで快適に過ごすために取り入れたい冬場の乾燥対策アイテムをご紹介します。
新築におすすめの乾燥対策アイテムその1:調湿機能内壁材
最近は、お部屋の湿度を調節する機能がある室内壁の仕上げ材商品がいくつもあります。
調湿機能のある壁材は、湿度が高いときは空気中の余計な水分を吸い取り、乾燥時には取り込んでいた水分を放出します。
乾燥対策アイテムとしておすすめできる最大の理由は、バリエーションの多さです。
調湿機能のある内壁仕上げ材には、下記のような種類があります。
・壁紙(いわゆるビニールクロスと呼ばれるもの)
・紙など自然素材の壁紙
・塗り壁材
・タイル材
LIXILさんの「エコカラット」というタイルは有名なので、ご存じの方も多いかもしれないですね。
アイズホームのおすすめは、無垢の木材(ウッドパネル)を室内壁に張り、天然の調湿機能を利用する方法です。
特にヒノキやスギなどの針葉樹は調湿機能に長けています。
こちらの写真のお宅では、スギ材のウッドパネルを壁と天井に施工しています。
天然木のウッドパネルを一部の壁に採用するだけでも、お部屋全体が柔らかい風合いになりカフェ風のインテリアに合わせやすいのも嬉しいですね。
尚、調湿機能のある壁材を採用しても、壁材自体が水分を含んでいないと、部屋が乾燥したときに水分を放出できません。あらかじめ、お料理や洗濯物の部屋干しなどで、室内の水分量を上げる時間を作ってみてください。
ウッドパネルだけでなく、それぞれの壁材商品にカラーバリエーションがあります。
アクセントクロス(室内の一部の壁面だけ違うカラーの壁紙にすること)を選ぶ際は、調湿機能材から考えてみませんか。
新築におすすめの乾燥対策アイテムその2:床暖房
つづいてのおすすめ乾燥対策アイテムは、床暖房です。
床暖房は、エアコン暖房と比較して乾燥を感じにくい理由が2つあります。
一つ目は、気流を発生させないこと。
エアコンは温風を送って部屋の空気を温めるため、どうしても気流が発生します。
気流が肌にあたると、肌は乾燥を感じてしまうのです。
実際に、エアコンと床暖房の部屋で過ごす人の肌の水分量を比較した調査では、床暖房の
方が、肌の水分量を保てる結果が出ています。
二つ目は、足元から身体を温められること。
同じ室温でも、エアコン暖房よりも床暖房のほうが、より温かい体感になることがわかっています。
なぜなら、エアコンの送る温かい気流は天井付近に溜まってしまいます。そのため、部屋を暖めても足下は冷たく、設定温度をさらに上げてしまいがち。
余計に空気の乾燥を促してしまう、悪循環になるのです。
尚、床暖房は、注意点も把握してから採用のご判断をお願いしています。
・部屋が温まるまでに時間がかかる
・電熱式タイプでは光熱費負担が大きい
・長時間床に直接触れていると低温やけどの危険性がある
・無垢材など対応できない床材がある
などがデメリットです。
暖房器具の見直しで、空気を加湿しなくても乾燥を感じない工夫が可能です。
色々な暖房器具のメリットとデメリットを知り、最適な温熱環境を叶えましょう!
新築におすすめの乾燥対策アイテムその3:加湿器
さいごにご紹介するおすすめの乾燥対策アイテムは、加湿器です。
当然と思われるかもしれませんが、冬場にお部屋が乾燥してしまう原因は、温かい空気に含まれる水分量が少ないことにあります。
お部屋の乾燥を防ぐために、空気中の水分量を増やす加湿器は効果的です。
加湿器を使う際は、設置する”位置”を工夫してみてください。
おすすめは、エアコンの真下に置くこと。エアコンの風を、加湿した空気にあてられるので、水分を含んだ気流を室内に届けられますよ。
反対に、エアコンの正面に加湿器を置いてしまうと、加湿器のセンサーが誤作動し、正常に機能しない可能性があります。
温度と湿度の関係を理解できれば、より効果的な乾燥対策が可能になりますね!
まとめ
工務店としておすすめする乾燥対策アイテムは、下記の3つです。
1.調湿壁材
2.床暖房
3.加湿器
室内の温度と湿度をどちらも快適にキープできると、お家がますます過ごしやすい空間になります。
冬場の乾燥が気になる方は、内壁材や床暖房についてぜひご相談ください。
さらに、アイズホームでは、1年中快適に過ごせる全館空調を家庭用エアコンで叶える「松尾式空調システム」もご提案しています。
快適な室内環境にこだわりたい方は、アイズホームまでお問い合わせをお待ちしています。