皆さんこんにちは!アイズホームの広報担当・ウメムラです。
無垢の床の美しさと温かみには、既製品のフローリングにはない魅力があります。
アイズホームでは、注文住宅で無垢の床を標準採用。
モデルハウスの床も、足ざわりの心地よい無垢フローリングです。
しかし、この時期特にご質問いただくのが、無垢のお手入れについて。
「無垢床の正しい掃除方法って?」
「使っていい洗剤と避けるべきものは?」
「日常のお手入れと定期的な掃除の違いは?」
そこで今回は、無垢床の特徴を踏まえた、正しい定期メンテナンスをお伝えします。
無垢床の魅力を最大限に引き出し、長く楽しむためのポイントをご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
無垢の床の特徴
無垢の床は、天然木材をそのまま使用した床材で、自然の風合いと温かみが特徴です。
はじめにその特性についておおまかにお伝えします。
無垢床の良い点
無垢床の最大の魅力は、木材本来を楽しめることです。
一枚一枚異なる木目や色合いが、空間に自然な温かみをもたらします。木材の低い熱伝導率により、冬でも床が冷たく感じにくいのも利点です。
また、住むにつれて色合いが深まり、独特の風合いが生まれる経年変化も人気の理由といえます。
無垢床の注意点
一方で、無垢床を扱うのに最も注意すべき特徴は、水分を吸収・発散しやすい点。
水分を吸収すると膨張や変形の原因となります。反対に乾燥すると収縮して隙間が生じることもあります。
この特徴から、水分をこぼしてそのままにしたり、濡れたタオルを置きっぱなしにしたりするのはおすすめしません。お水やジュースがこぼれたときは、サッと拭き取りましょう。
無垢床の大掃除の正しいやり方は
無垢床の美しさを長く保つためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
ここでは、無垢床の特性を考慮した大掃除の方法をご紹介します。
基本的な手順
無垢の定期掃除は、半年から1年に1回程度行うのが理想的。
以下の手順で進めていきましょう。
- 掃除機やほうきで床全体のホコリやゴミを取り除く
- 固く絞った雑巾で床全体を水拭きする
- 頑固な汚れを、中性洗剤を薄めた溶液で拭きとり、その部分を再度水拭きする
- 床全体が乾いたら、無垢材用のオイルやワックスを塗布する
べちゃっとした雑巾でなければ、一般的なフローリングと同様の拭き掃除で大丈夫です。
拭き掃除の最後にオイルやワックスを塗布します。オイルやワックスには、木材を水分や乾燥から保護し、艶を出す効果があります。
注意点とコツ
無垢床の大掃除を行うときは、以下の点に注意しましょう。
- 水拭きは固く絞った雑巾を使い、水シミを防ぐ
- オイルやワックスを塗布する際は、木目に沿って均一に塗る
- 掃除後は十分に換気を行い、完全に乾燥させる
水拭きの水分が多すぎると、水滴が染み込み輪のような跡になってしまうことがあります。
しかし、もし輪じみが残ってしまっでも、薄くやすりをかけてワックス塗布すると修復できます。後からリカバーできるのも無垢の良いところです。
きれいな仕上がりにするコツは、床の木目に沿ってオイル・ワックスを塗ること。
ただし、お子さまと一緒にやるなら、あまり気にせず楽しくおこなってくださいね。家への愛着が増し、きれいな仕上がり以上の価値があると、私たちは考えています。
大掃除におすすめのアイテム
つづいて、無垢床の定期掃除におすすめできる3つのアイテムを紹介します。
- マイクロファイバーモップ:ホコリや軽い汚れを効率よく取り除く
- 無垢床専用クリーナー:木材を傷めずに汚れを落とす
- 天然オイル:人体に優しく、床面を保護・艶出し効果
掃除機でも十分ですが、マイクロファイバーのモップは床を傷つけにくく軽いため、からぶきに便利です。
中性洗剤を解いた液の代わりに、無垢床用のクリーナーを利用される方もいます。シミがつきそうで不安という方は、ホームセンターなどで探してみてください。
床に塗布するオイルやワックスには、天然素材のものがおすすめです。
注意すべきは、ウレタン塗料や樹脂コーティングのワックスを選ばないこと。無垢の呼吸を止めて良さを半減させてしまうため、必ず無垢床用のワックスを使用してください。
自然由来のオイル・ワックスは何がいい?
アイズホームでは、お施主様からご質問されたときには、自然由来のキヌカオイルや蜜蝋ワックスをご紹介しています。
キヌカオイルは、米ぬか油を原料とした100%自然素材のオイルです。原料がお米なので、万が一小さなお子さんやペットがなめてしまっても、身体に害はありません。
蜜蝋ワックスは、ミツバチが分泌する天然の蝋に植物由来のオイルを混ぜたもので、これも自然由来の塗装材です。
どちらもホームセンターやネットショップで入手できます。木製のスプーンやフォークへの塗装にも使える優しいワックスですよ。
無垢床の普段の掃除方法
さいごに、普段のお掃除のポイントも紹介します。
無垢床の日常的なお手入れは、イメージされているほど難しくありません。
普段のお掃除は、一般的なフローリングと同様です。
掃除機やモップで床表面のゴミを取り除き、汚れがついた場合は水拭きできます。
頑固な汚れは、薄めた中性洗剤や無垢床のクリーナーを使いましょう。
ワックスの効果が効いていれば、水分をこぼしてしまっても普通に拭き取ればシミにはなりません。
シミや傷が気になる場合は、やすり掛けをしてワックスを塗布してください。
ダイニングテーブルの周囲だけ水拭きの頻度が高いため、数か月おきにワックス塗布をするのもおすすめです。
なお、フローリングシートを使うなら、ウェットタイプのシートは避けた方が良いでしょう。
日常的なお手入れでも、少しのコツに気を付けていれば、無垢床の風合いや質感をより楽しめます。ご家庭の無垢床を、ぜひ育ててくださいね。
まとめ
無垢床の大掃除は、天然木の特性を理解していることが大切です。
水分を含みやすく発散しやすいのが天然素材の特徴。湿気を吸収して膨張・乾燥して収縮を繰り返します。
定期的なメンテナンスには、こうした膨張と収縮を防ぐ役割があります。オイルやワックスの効果が続けば、飲み物をこぼしてしまってもすぐには染み込まず、艶のある床をキープします。
私たちアイズホームが無垢の床を採用している理由は、このような定期メンテナンス以上の価値があることを確信しているため。
膨張・収縮したとしてももとに戻る力があり、傷やシミは住まい手のDIYで簡単に直せます。
住んだ家族の歴史とともに味わい深い色味が増し、素足で気持ちよく過ごせる優しい床材です。
無垢床をご検討しているなら、一度アイズホームのモデルハウスにお越しください。
モデルハウスでも、無垢の床を採用し、多くの方にその良さを体感いただいています。
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