皆さんこんにちは！アイズホームの広報担当・ウメムラです。
新築の床材選びで、
「無垢床とフローリングのどちらにすべき？」
と迷う方も多いのではないでしょうか。
無垢材は生きた木の心地よさが特徴ですが、メンテンナンスや経年変化に不安を感じる声も耳にします。
アイズホームは、無垢の床材を標準で採用しています。
無垢の床をおすすめしている私たちからすると、無垢の魅力が発揮されるのは、まさに『年月が経過した後』です。
「10年後には、無垢の床だとボロボロになってしまうのでは」と考えている方もいますが、むしろ逆。
時間が経ってからこそ「無垢床を選んでよかった！」と感じてもらえるはずです。
今回は、無垢床の採用実績が多い私たちだからこそお話しできる「無垢床とフローリングの違い」「無垢床の10年後」についてまとめました。
床材選びのヒントにしてみてください。
無垢床とフローリングの違いは経年変化にある
無垢床とフローリングの最も大きな差のひとつが、無垢材に経年変化が起こる点です。
無垢床は時間が経つにつれ色合いが深まっていくのに対し、フローリングの場合は経年変化とは呼びません。
フローリングは、使ううちに表面加工の劣化が進みます。
床材を選ぶ際は、新築すぐの状態でなく、住んだ後の変化を想定して考えることをおすすめします。
長期的な視点で検討して、何年経っても帰りたくなる家づくりを叶えてください。。
無垢床とは？フローリングとは？
はじめに、無垢床とフローリングの基本的な特徴を解説します。
床材の種類は構造と素材の違いで呼び分けられています。それぞれのメリットとデメリットを把握して、暮らしに合った床材を選びましょう。
無垢床の特徴
無垢床は、木から切り出した天然木の板をそのまま使用した床材です。
木材本来の風合いと温かみが魅力で、一枚一枚異なる木目や色合いが空間に自然な温もりをもたらします。木材の低い熱伝導率により、冬でも床が冷たく感じにくい点も特徴です。
一方で、水分を吸収・発散しやすい点が注意すべき特徴です。
水分を吸収すると膨張や変形の原因となり、反対に乾燥すると収縮して隙間が生じることもあります。
このため
・こぼれた水分はすぐに拭き取る
・定期的にワックスがけをおこなう
といった、取り扱いの注意点があります。
とはいえ、傷や変形が生じても、やすりやワックス塗布でリカバーできる点も無垢の良いところです。
フローリングの特徴
フローリングは、合板の表面に木材や特殊シートを貼り合わせた複合床材です。
初期費用が無垢床よりも安価に済み、表面材の樹種やカラーは豊富な選択肢があります。また、無垢よりも固い素材なので、傷がつきづらい点がメリットです。
価格がリーズナブルなメリットを活かし、個室の床に採用して建築価格の調整を提案する場合もあります。
デメリットは、傷が深く入ると下地が見えてしまい、修復が難しくなる点。
無垢床のように研磨しても修復できないので、きれいな状態に戻すには張り替えが必要になります。
無垢床の10年後はどうなる？
新築から10年も経つと、無垢の床にはさまざなまな変化が生じます
【無垢床の10年後は？】
☑色合いの深みが増す
☑暮らしの傷が刻まれる
☑新品同様の修復も可能
10年経った無垢床は、色合いの深みが増し、艶やかに見えるようになるでしょう。天然の木材は、切り出したばかりの状態から、時間をかけて色合いが変化するためです。
単に「古くなった」ではなく「経年変化が起こった」と表現されるのも、こうした理由。
また、傷や凹みも生じます。床材を問わず、住んでいる限り表面は必ず傷つくためです。
無垢の魅力は、傷を住まい手の生活の痕跡に見せてくれるところです。
子どもが走り回ったり、なにかを落としてしまったりして傷ついても、家族が過ごした時間として、風合いに刻まれます。
また、傷やシミはDIYでも簡単に直せます。プロの業者に任せれば、部屋全体を研磨して美しい状態に戻すことも可能です。
10年はもちろん、 50年、100年と使い続けることも可能な床が、無垢材です。
フローリングの10年後はどうなる？
一方フローリングは、10年も経つと表面加工が劣化して艶がなくなるでしょう。深い傷が入ると下地が見えてしまい、見た目の統一感も失われます。
無垢のように簡単にDIYで修復できません。きれいな状態に戻すには、部屋全体を張り替えするリフォームが必要です。
無垢床のメンテナンスとは？
無垢床のメンテナンスと聞くと、手間がかかるイメージを持つ方も少なくありません。
しかし実際は、無垢の特徴を理解していればさほど難しくありません。
普段のお掃除は、一般的なフローリングと同様です。
掃除機やモップでゴミを取り除き、汚れがついた場合は水拭きできます。
半年から1年に1回程度、オイルやワックスを塗布すると、美しい状態を維持できます。
注意点は、必ず無垢床専用のオイルを使用することです。ウレタン塗料や樹脂コーティングのワックスは、無垢の呼吸を止めて良さを半減させてしまうため。
無垢床のメンテナンスについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
▷『無垢床の大掃除の正解は？おすすめアイテム＆やってはいけないこと』
まとめ：木は生きている
無垢床とフローリングの違いは、10年後、20年後と時間を経て明らかになっていきます。
無垢床は色合いが深まり、傷も歴史として受け入れられる一方で、フローリングは劣化や色褪せが目立つようになる傾向です。
木は、生きています。
季節ごとに空気が乾燥と湿潤を繰り返すので、毎日同じ状態ではありません。
変化を続けるからこそ、無垢床の魅力が増していくと考えています。
家づくりの床材選びで悩んでいるなら、ぜひ10年後や50年後の家の状態を想像して検討することをおすすめします。
アイズホームは、無垢の床材を標準で採用しています。
私たちが無垢床を選び続ける理由は、本物の木材がもたらす心地よさが、数十年先まで続くためです。
アイズホームの家づくりの信念は「50年後も心地よく暮らす 帰りたくなる家」です。
50年後の心地よさを追及しているからこそ、無垢の床材を推奨しています。
▷アイズホーム YouTube チャンネル『木は生きている』
無垢床を体験するなら、ぜひアイズホームのモデルハウスにお越しください。
モデルハウスでも、無垢の床を採用し、多くの方にその良さを体感いただいています。
モデルハウスの見学、家づくりのご相談は、こちらのページからお受けしています。
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