だから横浜の土地探しは難しい｜原因と対策を考察

みなさんこんにちは！アイズホームの広報担当・ウメムラです。

アイズホームの拠点・横浜は、注文住宅を建てる土地を探すのには、なかなか悩みの多いエリア。

横浜は、都心へのアクセスが良く住環境も魅力的ですが、理想の家を建てられる土地を探すには、いくつかの課題があります。

今回は、横浜の土地探しで直面する課題とその対策を、地元工務店の視点から考察します。

だから横浜の土地探しは難しい

横浜には、エリア特有の土地探しの難しさがあります。

商業施設やレジャーが充実し、自然豊かで子育てしやすい環境から、住宅地として人気の高い横浜。
しかし、土地探しで悩みを抱える方は少なくありません。

ここでは、3つの原因を紹介しましょう。

地価の高さ
土地の狭さ
坂の多さ

原因1:地価が高い

横浜市内の住宅用地は、坪単価が100万円を超えることも少なくありません。特に、駅周辺の人気エリアでは、土地価格は高騰しています。

さらに、過去5年のデータでは、1.2倍ほどに上昇している傾向も。
参考：https://www.reinfolib.mlit.go.jp/　国土交通省「不動産情報ライブラリ」

神奈川県内の他の郊外エリアと比較すると、同じ予算でも土地にかかる金額の比重が重くなってしまいます。

原因2:建築できる面積が狭い

横浜エリアは、不動産価格が高いために、1区画1区画の面積がコンパクトな売地が多い傾向があります。
しかも「低層住居専用地域」など、法規制の厳しい地域が多いこともこのエリアの大きな特徴。

建物の配置や間取りに制約が生まれ、駐車スペースや庭の確保も難しくなります。

原因3:坂が多い

起伏に富んだ地形も横浜市の特徴です。
横浜市は多摩・三浦丘陵の中央部に位置し、急傾斜地崩壊危険区域の指定箇所も100箇所以上にのぼるほど。
これほど坂が多いのは、丘陵地が複雑に入り組んでいるためです。

傾斜地では、造成工事・擁壁工事・地盤改良工事といった費用がかかりやすく、また、日照環境にも大きく影響します。

弱点のある土地はどうするべき?

地価が高い、狭い、坂が多いといった、諦めてしまいそうな弱点のある土地でも、一度立ち止まって考えてみる価値はあります。
なぜなら、土地の弱点を設計力でカバーできるケースもあるためです。

土地の弱点は設計力でカバーする

土地の環境にもよりますが、傾斜地や狭小地といった弱点のある敷地でも、設計の工夫次第で快適な住まいにできることもあります。

たとえば、傾斜を活かしてスキップフロアを設けたり、高低差を利用して眺望の良い居住空間をつくったり、さまざまなアイデアが生まれることもあるでしょう。
狭小地では、縦方向の空間を有効活用する3階建てや、2階のリビングも工夫のひとつ。
▷参考『2階リビングは狭小地にもおすすめ！メリット・デメリット・実例解説』

言い換えると、横浜での家づくりには、土地の弱点を逆手に取って活かす設計力が欠かせません。

土地を活かす設計力を持った住宅会社を選ぶことで、土地選びのゴールが見えることもありますよ。