こんにちは、アイズホームの広報担当・ウメムラです。
アイズホームは「松尾式全館空調」を採用している工務店です。
松尾式全館空調とは、建築家の松尾和也先生の設計事務所『松尾設計室』が提唱する空調システム。
家の床下や小屋裏に市販のエアコンを設置して家全体を温度管理する、新しい視点の全館空調です。
▷詳しくはこちら:『アイズホームの松尾式設計術』
おかげさまで、松尾式設計術を採用できる工務店として、多くのお客さまからお問い合わせをいただけるようになりました。
今回は、「そもそもどのようにして松尾式空調システムと出会ったのか?」を社長にインタビューしました!

ー健康で快適な省エネ建築を実現するー
いまのアイズホームの原動力につながるストーリーをお伝えします。
松尾式全館空調システムとの出会い

―――松尾式設計術との出会いはいつごろですか?
社長:もう10年以上前になります。
その頃のアイズホームはまだ注文住宅を建築しておらず、主に不動産と建売住宅の会社でした。
きっかけは、松尾和也先生のエコホームセミナーに参加したことです。
その当時は、住宅建築業界向け専門雑誌の『日経ホームビルダー』がセミナーを主催していましたね。
「健康で快適な省エネ建築を経済的に実現する」というモットーに惹かれて参加しました。
―――もともと「健康に暮らせる家」に関心があったのですか?
社長:いえ。実は当時は、全く違う考え方で建売住宅をつくっていました。
「健康に暮らせる家」に関心を持ったきっかけは、西方設計の西方里見先生が書かれていたブログを読んだことです。
―――西方先生は、高断熱・高気密住宅や健康への負荷が少ない家づくりのパイオニアのおひとりですね。
西方設計の考え方は、当時の私の家に対する考え方とまったく違っていて、とても驚きました。
「こんな性能にこだわっていたらコストがかかりすぎる」
と思いつつも、読めば読むほど高気密・高断熱に着目した“健康寿命を延ばす家”に夢中になってしまいました。
そこから高性能住宅への勉強の日々が始まったわけです(笑)。
―――西方先生の「健康寿命を延ばす家」に始まり、勉強を重ねた上で、松尾先生の松尾式空調システムにたどり着いたというわけですね。
普通の全館空調は修繕費250万円!?
―――なぜ全館空調システムに着目したのですか?
社長:全館空調の修繕費を計算して、仰天した経験がきっかけです。
15年ほど前に、自宅を大手ハウスメーカーで建てたんですね。これは半ば実験のようなもので、大手ハウスメーカーと中小工務店の違いを体験したかったからなのですが(笑)。
その際、全館空調システムを入れました。たしかに家全体が均一な暖かさでとても過ごしやすい。
ある日
「これが壊れたら修繕費はいくらかかるのか?」
とふと思いましてね。見積もりを出してもらったんです。
結果は250万円以上でした。
―――250万円!そんなにかかるんですね。
正直これには驚きまして……
エアコンを直すのに車が買えるコストがかかる。現実的じゃないなと思いましたね。
そこで、全館空調システムについて調べ始めました。
―――そして冒頭の「松尾和也のエコホームセミナー」に参加することになるのですね。
社長:そうです。
松尾式空調システムは量販店で買えるエアコンで全館空調ができるので、とても経済的で現実的なシステムだと思いました。
悔しさからエコハウスセミナーの常連に
―――松尾先生のセミナーが大きな変化をもたらした理由はなんですか?
社長:松尾先生と初めてお話させていただいたときは、ショックも大きかったですよ(笑)
「住宅に対して経済性だけを求めるような会社が、この日本の住宅をダメにしている」
と言われ……
当社はまだ注文住宅の会社ではなく、住宅といえば建売でしたから、住宅に対する捉え方が全然違ったんですね。
当時は反発も覚えましたが、しかし考えれば考えるほど、松尾先生の提唱する健康的な家づくりに共感が深まりました。
振り返ると、そのときのショックや反発が会社の方向転換のパワーになったと思います。
―――アイズホームが松尾先生のセミナーに毎年参加するようになったきっかけですね。
社長:そのあと半年間のセミナーに参加させてもらうことになり、本格的に松尾式設計術を学ぶことを決意しました。
今では受講する工務店が何百社もいる人気セミナーですが、アイズホームはすっかり常連、最古参といっても過言はないほどです(笑)
とても奥が深くて、毎回新しい発見があります。
▷関連ブログ『松尾和也先生のエコハウスセミナーを受講し続ける理由』
横浜で松尾式設計術を導入するならアイズホーム
―――セミナーを継続受講している甲斐あって、松尾式空調システムをご希望のお客さまからも、アイズホーム指名で家づくりをお任せいただけるようになりましたね!
社長:ひたむきに勉強してきて本当によかったと思いますね。
松尾式空調システムは高性能住宅でないと設置が不可能ですから、性能はマスト。
高性能住宅は心地よく暮らせるだけでなく、家族の健康を守る家でもあります。
電気代の高騰はこれからも続く見込みなので、まさに次世代の住まいにぴったりの提案ができる会社に進路変更できたと考えています。
―――たしかに、光熱費を抑えられる点は、特にお客さまから喜ばれます。
セミナーを全館空調の導入と並行して、建物の高性能化についても学びを深められた恩恵です。
横浜エリアに多い35坪前後の戸建て住宅の場合、現行の省エネ基準(UA値0.87以下相当)の家で年間光熱費は約23.9万円ほどと、国土交通省の試算で発表されています。
アイズホームは断熱工法も工夫しているので、UA値は0.35前後くらいが平均になり、年間12~14万円くらいの光熱費になると計算しています。
これから電気料金が上がっても、そのダメージを少なくできるはずです。
―――セミナーの継続受講が、お客様に還元できているのは、私たちのやりがいにもなっていますね。
これからもお客さまのためになる家づくりをしていきたいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
アイズホームが松尾先生のセミナーを受講するようになって、今年で11年目になりました。
松尾先生はいまではYoutubeでも活躍され、10年以上のお付き合いを光栄に感じています。
松尾先生とは、アイズホームの性能設計を監修してもらうなど、ご縁の深い間柄です。
▶アイズホームの家の性能についてはこちらをご覧ください
アイズホームは、横浜・川崎エリアで小屋裏エアコン、床下エアコンを設計施工できる注文住宅の工務店です。
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