設計事務所が建てる家とは|メリット・デメリットを解説

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皆さんこんにちは!アイズホームの広報担当・ウメムラです。

注文住宅を建てる際に依頼するのは、工務店・ハウスメーカー・設計事務所の3つが主な選択肢になりますよね。

ただし、設計事務所に関しては積極的に宣伝している会社も少なく、具体的なイメージが浮かばない方も多いのでは。

今週は、設計事務所について2回に分けて解説しています。

前編では、設計事務所の特徴や、ハウスメーカー・工務店との違いについてお伝えしました。
『設計事務所が建てる家とは|工務店・ハウスメーカーとの違い』

後編では、設計事務所に依頼するメリット・デメリットを解説します。

設計事務所での家づくり、他にはないデザインの家づくりを考えているなら、ぜひ参考にしてください。

設計事務所で家を建てるメリット

個性的なデザインにしたいわけではないから、設計事務所じゃなくて良いと思っていませんか。

設計事務所の建築家に注文住宅を依頼するメリットには、以下の4つが挙げられます。

  • 住宅性能を重視した家づくりができる
  • 建築コストを抑える提案もできる
  • 新しい価値観を見つけられる
  • 愉しく打ち合わせができる

デザイン面以外でもさまざまなメリットがあるのが、設計事務所との家づくりです。

住宅性能を重視した家づくりができる

住宅のプロである建築家に依頼すると、断熱・耐震・省エネなどの住宅性能を重視した設計が可能です。

たとえば、気密性能の正しい知識がなければ、断熱性能が高くても快適な家にならない可能性があります。
気密性が高い家は、すきま風を防ぎ冷暖房の効率や、換気効率を上げられるため、健康に良い快適な住まいをつくれます。

しかし大半のハウスメーカーや工務店は、マニュアルの知識が先行していて、断熱性能だけを重視しがちです。
気密性能は詳しく解説されず、きちんと気密施工を行っている会社は意外にも多くありません。

その点、設計事務所・建築家には、こうした気密性能についても詳しい知識があります。
さらに、設計監理者として、施工状況を定期的にチェックする体制があるのも安心できるポイント。

一棟一棟の住宅性能を重視した家づくりは、設計事務所のメリットといえます。

建築コストを抑える提案もできる

設計事務所に設計を依頼すると、建築費が高くなるというイメージがあるかもしれません。

しかし建築家は、自身の豊富な経験からコストを抑える提案もできます。

たとえば、

  • 空間を広く見せるデザインで、実際の床面積を減らす
  • 施主のこだわりの優先順位を把握して、メリハリある予算配分に

といった、施主の予算に合わせた設計も。

また、土地の価格や諸費用まで含めた総予算を、徹底的に事前検討してくれる会社も中にはあります。

しっかり選定すれば、コスト・デザイン・機能性のバランスが取れた提案を受けられるのも設計事務所のメリットです。

新しい価値観を見つけられる

建築家との家づくりは、さまざまな提案をしてくれるため、家族にとって新しい価値観の発見があります。

なにしろ新築の打ち合わせ以上に、暮らしに対する考え方を見直すチャンスはありません

たとえば、「新しい住まいでどんな時間を過ごしたいか」を考え、建築家に伝えてみてください。
「週末に友人を招く時間」を大切にするなら、友人と過ごすことになるダイニングやリビングで寛ぐのに相応しい広さや雰囲気、どんな景色が見えるべきかを提案してもらえるでしょう。

「リビングは~畳で...」「子供部屋は~部屋…」と、施主が数値でオーダーする打ち合わせではカタチにならない、新しい暮らし方を発見できるかもしれません。

愉しく打ち合わせができる

注文住宅を建てる多くの方は、今までとは違う愉しい生活を求めて家づくりを検討しているでしょう。

しかし

「打ち合わせしていても、間取りが決まらない」
「どこをどうしていいかわからない」

と、家づくり自体が苦痛になってしまう方もいます。

その点、設計事務所との打ち合わせは、家族の新しい暮らしをデザインする時間です。既成概念にとらわれず、施主の想像を超える発想で家づくりができます。

具体的な部屋の広さや配置の希望を伝えるより

「家でどう過ごす週末が好き?」
「子どもが大きくなったらどんな距離感がいいだろう」
「趣味を活かすにはどんな空間が?」

といったことを話すほうが愉しいですよね。また、新居で実現したい本当の要望も伝わります。

打ち合わせは単なる作業ではなく一緒に理想の家をつくるクリエイティブな時間。家族の大切な思い出となるでしょう。

設計事務所で建てる家のデメリット

設計事務所に依頼するデメリットは以下の3つがあげられます。デメリットをきちんと理解したうえで、依頼先を探しましょう。

  • 設計料がかかる
  • 施工者を選べない
  • 個性的なりすぎるリスクがある

設計料がかかる

設計事務所に依頼すると、工事費用とは別に「設計料」を支払うことが一般的です。

設計料とは、デザインやプラン作成の作業にかかかる費用、法令上の制約や条件を調査したうえで設計図書を作成してもらう費用のこと。
建物が設計図のとおりに施工されているかを確認する「監理料」が含まれている場合もあります。

設計料の相場は工事費の10〜15%程度が相場。
たとえば、工事費3,000万円の建物なら、設計料は約300万〜450万円ほどになります。

対してハウスメーカーや工務店では、設計料にあたる部分は基本工事費用のなかに含まれていることが多く、見積もりの項目にも記載がない会社が多いでしょう。

設計事務所に依頼するなら、設計料の相場・価格を把握しておき、総予算に含めて検討しましょう。

施工者を選べない

設計事務所は設計を専門におこなうため、実際の建物の工事は提携している工務店や建設会社が担当します。
こうした仕組みから、施主が自由に施工業者を選べないことがあります。

稀に、設計事務所が考えた複雑なデザインや特殊な材料の施工に対応できない工務店が選ばれてしまい、トラブルになるケースも耳にします。

依頼する設計事務所がどのような工務店・建設会社と提携しているかを確認できる体制の設計事務所を選ぶことをおすすめします。

個性的になりすぎるリスクがある

設計事務所に依頼すると、建築家の個性が強く反映されることがあります。

建築家によっては、施主の要望をくみ取らずに、自分のこだわりを優先したプランを作成してしまう人もいるため。

あまりにも個性的なデザインにすると、住みやすさやメンテナンス性が考えられていない家になってしまう恐れがあります。
将来売りに出した際に、買い手がつきにくくなるリスクも。

暮らし始めてから後悔しないよう、家族のライフスタイルや住みごこちを重視してもらえる、信頼できる建築家を選んでくださいね。

地域工務店×設計事務所で家を建てる新提案

アイズホームは、実績ある設計事務所と協業した新しい家づくりを提案しています。

というのも、ハウスメーカーや工務店に依頼したとしても、気の合う設計担当や優秀な設計担当にめぐり合えるとは限りません......
お施主さまの希望に寄り添いたい思いから、私たちも常に優秀な設計者を探し、育成してきました。

そのため私たちは、すでに実績のある優秀な建築家の方がたと協力し、家づくりを進められる仕組みを整えています。

性能やデザイン・個性など、家に求められる要素がますます多くなってきていると感じる昨今。

普通のハウスメーカーや工務店では叶えられない、多面的な要望に答えられる選択肢として、設計事務所と工務店が一丸となっておこなう家づくりを進めています。

アイズホームの新しい家づくりのご提案【建築家と建てる高性能住宅】については、下記のページをご覧ください。
『住宅ディレクターと最高の家づくりをしよう』

家族の理想の暮らしを叶えてくれる、信頼できる建築家を選びませんか。

まとめ

設計事務所では、建築家にオーダーメイドの設計を依頼し、個性的でデザイン性の高い家が建てられます。オリジナリティーのある家づくりをしたい方には、設計事務所はぴったりの選択肢でしょう。

しかし、設計料が高くかかったり、個性的なデザインになりすぎたりといったデメリットもあります。
打ち合わせの内容をきちんと引き継ぎ、設計通りの家が建てられる工務店に施工を依頼できるかどうかも課題です。

設計と施工をまとめて引き受けられる設計事務所や、設計事務所と密に提携している工務店に施工を依頼するのがおすすめです。

アイズホームは、実績ある設計事務所と協業した新しい家づくりを提案しています。

設計事務所での家づくり、他にはないデザインの家づくりを考えているなら、ぜひ一度アイズホームにご相談ください。

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