皆さんこんにちは!アイズホームの広報担当・ウメムラです。
全館空調システムの導入をお考えの方、費用面で悩んでいませんか?
「導入費用が高そう」
「電気代が心配」
といった声をよく耳にします。
実際のところ、全館空調にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
また、その費用に見合うメリットがあるのかも、気になるところですよね。
今週は、全館空調の費用あれこれについて、2回に分けて解説します。
前編の今回は、導入費用から電気代、メンテナンス費などの費用相場を紹介。さらに、全館空調のメリットもお伝えします。導入を検討されているならぜひ参考にお読みください。
全館空調とは
全館空調は、家全体の空気を一台の大きな空調で管理し、年中快適に温度環境するシステムです。
従来の個室別に設置するエアコンとは異なり、家中の空気を循環させて均一な温度に保ちます。
温度差によるヒートショックのリスクを軽減でき、家族の健康に優しい住環境を実現できることから、大手ハウスメーカー企業でも採用が進んでいます。
ただし、導入に高い初期費用がかかる点がデメリット。家自体の気密性や断熱性能も重要となります。
また、既存の住宅にリフォームで設置するのは難しいため、導入するかどうかは新築時に判断しなければなりません。
全館空調の費用相場
全館空調の導入を検討する際、気になるのが費用面です。
全館空調の費用として、以下の4つの項目をチェックしましょう。
- 導入費用
- 電気代
- メンテナンス費用
- 修理費用
ひとつずつ解説していきます。
導入費用
全館空調の導入費用は一般的に100万円から300万円程度が相場といわれます。
相場に大きな幅があるのは、住宅の広さやシステムの種類によって変動するためです。
例えば、40坪程度の住宅でも、以下のように差が生じます。
- ハウスメーカーA社:100万〜130万円ほど
- ハウスメーカーB社:150万円ほど
- ハウスメーカーC社:230万円ほど
また、どのようなシステムで温度管理するかによっても、価格に差があります
- 天井吹き出し型:150万~300万円ほど
- 床下冷暖房型:100万~150万円ほど
- 輻射型:100万~300万円ほど
- 壁掛けエアコン型:120~150万円ほど
全館空調を導入できるハウスメーカー・工務店は限られています。
導入できる企業を探したうえで、数社のシステムを比較しなければ百万円単位で予算が上下してしまうため、慎重な検討が必要でしょう。
電気代
全館空調は、一般的に毎月8,000円〜15,000円程度の電気代がかかるといわれています。
ただし、システムの種類や加湿・除湿といった機能の利用によっても変わります。
さらに、家自体の断熱・気密性も大きく影響するため、住宅メーカーがどの性能を標準としているかにも大きな影響を受けます。
メンテナンス費用
全館空調の年間のメンテナンス費用は、毎年2〜3万円程度。定期点検に15,000円〜20,000円ほど、フィルター交換に5,000円ほどが相場です。
全館空調は、1台の機械で家全体を温度管理するため、万が一故障するとすべての部屋の空調がストップします。そのため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
また、家庭用エアコンのように個人で掃除するのではなく、プロに定期メンテナンスを依頼するのが一般的です。
なお、メーカーによっては、10年ほどの長期保証でその期間の点検を無償としている商品もあります。
修理費用
全館空調システムがもしも故障してしまった際には、修理にも費用が必要です。
パーツの交換などで済むケースもありますが、保証期間を過ぎて大規模な修理が必要な場合では数十万円かかることも。
家電用エアコンと同様、耐用年数は約10年ほど。採用の場合には、保証の期間と内容をしっかり確認することをおすすめします。
全館空調のメリット
費用面で心配される全館空調ですが、それを上回るメリットがあるからこそ導入が増えているのも事実です。
主なメリットは、以下の3点です。
- 一年中、家中が快適
- ヒートショックのリスクを減らせる
- メンテナンスの手間を減らせる
従来のエアコンでは難しかった、リビングから寝室、洗面所やトイレまで、すべての空間を快適な温度に保てるため、ヒートショックのリスクが少ない、健康的な家を実現します。
壁や天井にエアコンが露出しないことから、すっきりとしたインテリアを好む方にも選ばれています。
全館空調のメリットについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
▷『全館空調とは?メリット&デメリットやエアコンとの違いを解説』
まとめ
全館空調システムは、家じゅう快適で健康的にできる一方で、費用面を心配される方も少なくありません。
導入費用は100万円以上かかり、定期的なメンテナンスにも費用負担の可能性があります。
導入の際には、施工企業・空調メーカーを複数比較し、予算に合った選定をおこないましょう。
アイズホームでは、1台の専用の空調設備で温度管理する全館空調ではなく、家庭用エアコンで叶える全館空調システムを提案しています。
初期費用を抑えられるうえ、住み手によってメンテナンスできる点も大きなメリットです。
詳細は、次回の記事でご紹介します。
▷『全館空調はやめたほうがいい?個室エアコンと維持費を比較』
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