
皆さんこんにちは!アイズホームの広報担当・ウメムラです。
2025年4月から、新築住宅において断熱等級4以上が義務化されることが話題になっているのをご存じですか。
さらに2030年には等級5が最低基準となることが決まっています。
断熱等級は、7段階で家の断熱性をあらわす指標。
これから建てる住まいを選ぶにあたって、快適性を判断するのに知っておきたい重要な指標です。
しかし、
「断熱等級6は、実際どのくらいの温かいの?」
「等級5でも寒く感じるって本当?」
など、わかりづらいと考えている方もいるかもしれません。
今週は断熱等級6の基礎知識の住み心地、メリットと注意点を2回に分けて解説します。
これから建てる家の断熱性能にこだわりたい人は、ぜひ参考にしてください。
断熱等級6の住み心地は?
アイズホームが注文住宅の標準にしているのは、断熱等級6相当。
これからの省エネ基準として義務化される等級4ではなく、6レベルとしているのには理由があります。
少ない冷暖房エネルギーで暖かく健康的な家を実現できるのが、断熱等級6の性能です。
前編では、HEAT20による暖房負荷削減率で、等級4の家でリビングのみを暖房するのと概ね同等のエネルギーで全館連続暖房できる点をお伝えしました。
▷『断熱等級6の家の住み心地は?快適&省エネな次世代の新築選び ~前編~』
他にも、断熱等級6の快適な住み心地がわかるポイントがあります。
- 冬場に暖房を切ったときでも、室内の温度が概ね13℃を下回らない
- 等級4の家と比較して、一次エネルギー消費量を約30%削減できる
断熱等級6は暖房を切った後も温かさをキープできる
断熱等級6と同等であるHEAT20 G2レベルの家では、「暖房期最低室温」が以下のような計算になると公開されています。
これは、冬場に暖房を切ったときでも、室内の温度が低くなりすぎないことを意味しています。
断熱等級4と断熱等級6の家では、たとえば朝起きたときの室温に大きな差があるのです。
冬場、前の日の夜に暖房をオフすると、朝起きたばかりでは部屋がひんやりしますよね。断熱等級6の家では、この時の室温が13度を下回らないと計算されています。
断熱性能が高いと、暖房を切った後でも部屋の温かさをより長くキープできることがわかるでしょう。
断熱等級6は等級4よりも光熱費を大きく削減できる
HEAT20の住宅シナリオでは、等級4の住宅に対してG1〜G3の家がどの程度の削減効果がありそうか、暖房負荷削減率として示しています。
断熱等級6の家は、断熱等級4の家よりも一次エネルギー消費量を約30%削減可能と計算されています。
一次エネルギー量とは、建築物で使われている設備機器の消費エネルギーで、冷暖房や換気や給湯などの合計値を表します。
同じように冷暖房を利用していても、3割も電気代を節約出来たら嬉しいですよね。
少ない冷暖房負担で快適な室温を保てることが、断熱等級6の家の特徴なのです。
断熱等級のメリットと注意点
断熱等級が高い家には、夏涼しく冬温かいだけではないメリットがあります。
また、快適な住環境を実現するには、断熱性能だけでなく他の項目もふくめ総合的に判断すべきと考えます。
ここでは、断熱性能の高い家を選ぶメリットと注意点をお話しします。
メリット:健康被害リスクが低い
高い断熱性能の住宅は、ヒートショックやアレルギー、ぜんそくなどの健康被害のリスクをおさえられる点が大きなメリットです。
ヒートショックは、温かい場所から寒い場所に移動すると温度差で急激な血圧変動がおこり、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす健康リスクのこと。室内に10度以上の温度差があるとリスクが高まると言われています。
室温が下がりにくく、室内が均一な温度差になっている家では、ヒートショックを予防できます。
参考▷『冬場のヒートショックを防ぐには?家づくりでできること』
また、部屋で快適にすごせると、室内の活動時間も増えます。
体を動かせば生活習慣病の発症や認知症のリスクも軽減できるでしょう。
実際に高齢者施設では室温が1〜2℃上がると、要介護度の悪化をおさえられる調査結果も。
断熱性能の高い家は、涼しく温かいだけでなく、家族全員が健康に過ごせる家なのです。
注意点:断熱等級以外の項目もチェックすべき
快適な新築をご希望なら、断熱等級だけでなく、気密性能の指標であるC値も確認をおすすめします。
断熱等級に加えて、以下の2点を確認してみてください。
- C値=1.0(㎠/㎡)以下である
- 各住宅ごとの気密検査を行っている
理由は、断熱性能が高くても、細かい隙間があれば外気が出入りしてしまうためです。
ダウンジャケットで例えるなら、断熱性は中綿を厚くすること、気密性はファスナーや袖口から空気が入り込まないようにすること、といったイメージ。どちらかが欠けてしまったら、寒い上着になってしまいますよね。
一般的には、C値が1.0(c㎡ / ㎡)を下回る場合は、高気密住宅と言われています。
断熱効果を最大限発揮させられるよう、気密性の高さもチェックしましょう。
気密性能・C値については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
▷『新築の気密測定はしたほうがいい?メリットや基準レベルを解説』
横浜市で断熱等級6の家を建てるなら
横浜市で高断熱の家をご検討なら、わたしたちアイズホームにお声かけください。
アイズホームは「50年後も心地よく暮らせる家」をコンセプトに、高性能な住まいを設計・施工しています。
2022年に断熱等級が追加される前から、断熱等級5~6に相当する基準で施工をしてきました。
現在はHEAT20 G2レベル、断熱等級6相当の家づくりをしています。
さらに、国の明確な基準の無いC値(気密性)についても性能を確保する考え方です。
気密性が悪いと、空間の温熱環境だけでなく、計画換気がうまく働かず、健康な空気環境も阻害するリスクがあるためです。
カビやハウスダストを低減させ、健康な暮らしを守れるよう、C値は0.5㎠/㎡以下を独自の基準に設け、全棟で気密測定を実施しています。
アイズホームの性能に対する考え方は、こちらのページからご覧いただけます。
▷『わたしたちについて ~性能~』
50年後も安心・安全に住める家をわたしたちと一緒につくりましょう。
まとめ
断熱等級は、住宅の快適性や省エネ性能を示す重要な基準です。
法改正によってさらに注目が集まっていることもあり、高い断熱等級を満たしているかどうかは住宅選びの重要なチェック項目となっています。
少ない冷暖房エネルギーで、暖かく健康的な家を実現できるのが、断熱等級6の性能です。
アイズホームでは、断熱等級6相当、HEAT20 G2グレード以上の温熱性能の注文住宅を設計・施工しています。
冬寒くて、夏暑い住宅では愉しくありませんよね。温熱環境を良くするために、エアコンや暖房器具をたくさん設置して電気代をたくさん使う快適な空間も、次世代の新築が目指すべき姿とは言えないでしょう。
横浜市で断熱等級6の家を建てるなら、ぜひわたしたちにご相談ください。
高性能であることはもちろん、コストバランスやデザインまで、ご家族にあわせて提案いたします。
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