
皆さんこんにちは!アイズホームの広報担当・ウメムラです。
一軒家の注文住宅を建てるにあたり、光熱費は気になる項目のひとつでしょう。
注文住宅の検討段階では賃貸やマンションにお住まいの方が多いこともあり、
「家を建てて光熱費が高くなってしまったらどうしよう」
と思うこともあるのでは。
光熱費は、一軒家かマンションかの違いだけでなく、さまざまな要因によって左右され、節約の方法もいくつもあります。
今週は、一軒家の光熱費について、2回に分けて解説しています。
前編では、さまざまな視点から見た光熱費の平均や、マンションと一軒家で違いが生まれる理由をお話ししました。
▷『戸建ての光熱費はどのくらい?平均額と節約する方法【前編】』
後編の今回は、一軒家の光熱費で差が出るポイントと、節約する方法について解説します。
光熱費を賢く管理して、快適な一軒家の暮らしを実現しましょう。
一軒家の光熱費に差が出るポイントは
一軒家の光熱費は、いくつかの要因によって大きく変動します。
主な差が出るポイントとして、以下の3つを挙げて解説していきます。
- 家の広さ
- 熱源の種類
- 住宅の性能
家の広さ
たとえば、床面積が広くなると、冷暖房や照明にかかる電力が増加します。
また、部屋数が多ければ、必要な冷暖房器具の個数も増えます。
そのためにコンパクトな家を選ぶ必要はありませんが、家族にとって最適な面積と、それに見合った性能を選ぶことが大切です。
熱源の種類
一般に夏場より冬場の光熱費の方が高いことからもわかるように、空気やお湯を温めるには大きなエネルギーを使います。
そのため、給湯の熱源をガスにするか電気(オール電化)にするかも、光熱費に影響します。
たとえば、昼間の在宅時間が少ない家計にはオール電化が有利になることがあります。
従来、電気よりもガスのほうが効率よく加熱できますが、オール電化で採用されるヒートポンプ式の給湯器なら料金設定の低い夜間電力を利用できるため。
このように、ガス併用住宅にするかオール電化にするかは、家庭のライフスタイルによって向き不向きがあります。
また、暖房器具の選択も重要です。
床暖房、エアコン暖房、全館空調など、それぞれ光熱費への負担が異なります。
意外に思われますが、温め始めの大きなエネルギーがかからない全館空調は、光熱費負担も少なく済む傾向があります。
気になる方は、以下の記事もチェックしてみてください。
『全館空調はやめたほうがいい?個室エアコンと導入・維持費を比較』
住宅の性能
光熱費を節約するのに最も重要視すべきなのが、住宅の性能です。
たとえば、断熱等級6の住宅は、等級4の住宅と比べて冷暖房負荷を約30%削減できるとされています。
電気代に換算すると月に数千円の差が生じる計算です。
断熱等級は「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」で定められた住宅の断熱性能を評価する基準。7段階で数字が大きいほど断熱性が高いことを示すものです。
なお、品確法の始まる2000年以前は、現代の新築基準に到底及ばない無断熱の戸建ても少なくありませんでした。
現代でもそうした戸建てに、高い光熱費負担のまま住んでいる方は大勢います。
統計データの「戸建」にはこうした無断熱の家も多く含まれていることを知っておきましょう。
2025年4月以降は、住宅を新築する場合に断熱性能等級4以上が必須となり、話題になっています。
光熱費を抑えられる高い品質の戸建て住宅は、これからますますスタンダードになっていくでしょう。
一軒家の光熱費を節約する方法
ここからは、新しく家を建てるにあたり、光熱費を節約する方法を3つ紹介します。
電気会社・ガス会社の選択
料金プランを選びやすいタイミングの新築時は、光熱費を削減しやすい企業を選びましょう。
電力自由化によって、電力会社やガス会社は家族のライフスタイルに合わせて決められます。
「日中の在宅時間が少ないから夜間電力の安いプランに」
「ためているポイントを使いやすい企業に」
など、さまざまな視点の選び方が可能です。
高性能の住宅を選ぶ
前述のとおり、高気密・高断熱の高性能な家は、冷暖房効率を向上させます。
一戸建て住宅を建てるなら、地域の断熱等級を満たしていること、十分な性能が確保されていることをチェックしましょう。
さらに、太陽光発電や蓄電池といった自家発電設備を導入することも選択肢のひとつ。
導入費用がかかりますが、補助制度が活用できるケースもあります。
パッシブ設計の採用
パッシブ設計とは、自然の力を活用して快適な住環境にする設計手法のことです。
たとえば、陽当たりよい方向に大きな窓を設置し、冬場でも太陽熱で室内を温められるように設計します。
もちろん冷暖房全くなしにできるわけではありませんが、エアコン代・昼間の照明代を節約できます。
パッシブデザインについては、こちらの記事でも紹介しています。
『パッシブデザインとは?自然エネルギーを活用する家づくり』
一軒家の性能と光熱費
家の性能は光熱費に大きな影響を与えます。
マンションにお住まいで
「注文住宅の一軒家に引っ越したら光熱費が高くなってしまうのでは」
とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
さまざまな統計データでは、マンションのほうが光熱費が低いとありますが、鉄筋コンクリート造のマンションと既存一戸建て住宅とを比較するとマンションが温かいことも頷けます。
しかし、数十年前の住まいと現代の住まいでは、断熱性・気密性が飛躍的に向上しています。
2022年に新設された等級で2016年の基準よりも冷暖房エネルギーを30%削減できることからも、住宅の性能向上が目覚ましいことがわかるでしょう。
適切な性能で設計すれば、一軒家でも光熱費を抑えた住宅を建てられます。
アイズホームでは、断熱等級6・HEAT20 G2グレードを基準に注文住宅を提案しています。さらに、国の明確な基準の無い気密性についても重視し、全棟で気密測定を実施しています。
わたしたちの性能へのこだわりは、下記のページで詳しくお話しています。
★アイズホームの家づくり ~性能~
戸建て住宅の光熱費が気になる場合は、依頼先の工務店の住宅性能をご確認くださいませ。
まとめ
一軒家の光熱費は、マンションと比べて高くなる傾向がありますが、床面積や外皮面積、住んでいる世帯の人数も影響しています。
言わずもがな、一戸建て住宅は広い床面積で家族がのびのびと暮らせることが魅力。そのため、空間が大きくなっても光熱費負担を抑えられる高い性能が求められます。
住宅の性能向上は目覚ましく、適切な性能で設計すれば、一軒家でも光熱費を抑えた住宅を建てられる時代です。
アイズホームは、夏涼しく冬は暖かい戸建住宅の設計施工をおこなっている工務店です。
高性能な住宅を建てることで、光熱費を抑えながら快適さを損なわず、自分らしい暮らしを実現できます。家族のライフスタイルに合わせて、最適な住宅設計と設備選択を行いましょう。
工務店の住宅設計でどのように性能に向き合うのか、気になる方は、ぜひ私たちのモデルハウスにお越しください。
地域工務店の価格で高気密・高断熱を叶え、光熱費を抑えながら快適に暮らせる住まいを体感いただけます。
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