
戸建ての光熱費はどのくらい?平均額と節約する方法【前編】
皆さんこんにちは!アイズホームの広報担当・ウメムラです。
一軒家の注文住宅を建てるにあたり、光熱費は気になる項目のひとつでしょう。
検討段階では賃貸やマンションにお住まいの方が多いこともあり、
「家を建てて光熱費が高くなってしまったらどうしよう」
と思うこともあるのでは。
光熱費は、一軒家かマンションかの違いだけでなく、さまざまな要因によって左右され、節約の方法もいくつもあります。
今週は、一軒家の光熱費について、2回に分けて解説します。
前編の今回は、さまざまな視点から見た光熱費の平均や、マンションと一軒家で違いが生まれる理由について解説します。
光熱費を賢く管理して、快適な戸建て暮らしを実現しましょう。
光熱費の全国平均はおよそ2.4万円

総務省の統計局による2023のデータによると、二人以上の世帯の光熱費は、月平均で23,855円という統計が発表されています。2023年時点での電気代・ガス代・水道代・その他の光熱費の合計です。
参考:総務省統計局 家計調査報告書(令和5年)より
だだし、しかしこの数字は、一軒家も集合住宅もすべて含めて計算されています。
光熱費は、どんな建物に住んでいるか、何人世帯なのかなどによって大きく影響を受けます。
まずは、光熱費に影響する要因である「世帯人数」「季節」「地域」「住居形態」について、それぞれの統計データをもとに考えてみましょう。
世帯人数ごとの平均は
世帯人数によって光熱費は変動します。
一軒家か集合住宅かにかかわらず、世帯人員で調べた2019年の調査では、以下のような差が出ています。
- 3人世帯:約22,700円/月
- 4人世帯:約23,700円/月
- 5人世帯:約26,400円/月
- 6人以上世帯:約31,100円/月
※参考:総務省統計局 家計調査報告書より
家族が増えるほど、使用する電気やガス・水の量が増えるため、光熱費も比例して上昇する傾向にあります。
季節ごとの平均は
光熱費は季節によっても大きく変動します。
真夏と真冬は冷暖房の使用により電気代が上がり、特に暖房費がかかる冬は特に高くなる傾向があります。
【冬:1~3月】
- 電気代平均:約16,300円/月
- ガス代平均:約7,100円/月
【夏:7~9月】
- 電気代平均:約13,000円/月
- ガス代平均:約3,800円/月
※総務省統計局 家計調査報告書より
特に暖房を利用する冬場に光熱費負担が大きくなることがわかります。
地域によっての差は

光熱費は、居住の地域によっても大きな差があります。
環境省の発表している家庭部門のCO2排出実態統計調査では、地方別では北海道の光熱費が最も高く、沖縄が最も少ないことがわかっています。

画像引用:地方別世帯当たり年間エネルギー種別支払金額(令和3年度)
※参考:環境省 家庭部門のCO2排出実態統計調査『家庭のエネルギー事情を知る』
降雪の多いエリアでエネルギー負担が大きいことがわかりますね。
戸建てはマンションよりも光熱費がかかる?

建物のスタイルによっても、光熱費には差が出ます。
一戸建ては、マンションと比べて、電気の使用量が多い傾向があるというデータもあります。
環境省の公式サイトによると、電気・ガス・灯油の合計の支払金額の全国平均は、集合住宅に住む世帯で年間13.8万円、戸建住宅に住む世帯で年間21.5万円と、集合住宅が戸建ての6割ほどになっています。

画像引用:建て方別世帯当たり年間エネルギー種別支払金額(令和3年度)
※参考:環境省 家庭部門のCO2排出実態統計調査『家庭のエネルギー事情を知る』
ただし、これらは築年数や面積、居住人数などは考慮されていない平均データです。
実際には、マンションの方が光熱費が高いと言われる理由には、さまざまな要因が関わっています。
戸建ての光熱費がマンションよりも高い理由

先の章で紹介した通り、一般に一軒家の光熱費はマンションよりも高くなる傾向があります。
建物構造の性能の違いと考えられがちですが、それだけではありません。
- 床面積の違い
- 外皮面積と窓の数の違い
- 住む人数の違い
性能面以外にも、これらの要因が関係しています。
床面積の違い
マンションは一戸建てよりも床面積が小さい傾向にあります。
住宅金融支援機構の調査によると、床面積の平均が以下のような差があることがわかっています。
- 注文住宅:123.8㎡
- マンション:64.7㎡
参考:住宅金融支援機構「2021年度 フラット35利用者調査」
床面積が小さいと、冷暖房を使用する空間も小さく済み、照明の数も減るため、光熱費も抑えやすくなります。
外皮面積と窓の数の違い
外皮とは、建物の床・外壁・屋根といった、外部に面している部分の呼び方です。
マンションは上下左右を他の部屋に囲まれているため、1世帯あたりの外皮面積はほんの一部。
一方、一軒家は1世帯あたりの床・外壁・屋根の面積が大きいため、外の温度の影響を受けやすくなります。
特に築数十年の一戸建ては、現代のように壁や屋根裏に断熱材が施工されていない建物もあります。こうした断熱構造になっていない一軒家は外気温度がダイレクトに室内に伝わり、冷暖房の効率が落ちてしまいます。
さらにマンションは窓の数も戸建てと比較して少ないです。
窓は住居の熱損失で大きな割合を占めるパーツなので、窓の多い戸建て住宅よりもマンションの方が熱を失いにくいのです。
住む人数の違い
統計データの「マンション」には、単世帯や2人世帯用の部屋も含まれます。
はじめの章でお伝えした通り、世帯人数も光熱費に影響する要因のひとつです。
マンションはコンパクトで経済的に住める半面、家族の人数が増えたのをきっかけに手狭に感じて戸建てを考える方も多くいらっしゃいます。
大切なことは、ライフスタイルに合った住居形態で、いかに快適にコストを抑えて住むかを考えることだといえるでしょう。
まとめ

一軒家の光熱費はマンションと比べて高くなる傾向がありますが、床面積や外皮面積、住んでいる世帯の人数も影響しています。
言わずもがな、一戸建て住宅は広い床面積でのびのびと暮らせることが魅力です。そのため、空間が大きくなっても光熱費負担を抑えられる高い性能が求められます。
後半では、光熱費に差が出るポイントや光熱費を節約する方法について解説します。
▷『戸建ての光熱費はどのくらい?平均額と節約する方法【後編】』
住宅は、初期コストはもちろん、長期的な光熱費も考慮に入れて選ぶのが当たり前の時代です。
高性能な住宅を建てることで、光熱費を抑えながら快適さを損なわず、自分らしい暮らしを実現できます。
アイズホームは、夏涼しく冬は暖かい戸建住宅の設計施工をおこなっている工務店です。
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